研修所ニュース

「バレエ・オータムコンサート2019」『檸檬(レモン)哀歌』のリハーサルの様子をご紹介します

 

11月2日(土)3日(日)に開催する「バレエ・オータムコンサート2019」のリハーサルが進んでいます。演目の一つであるスパニッシュ・ダンス『檸檬(レモン)哀歌』のリハーサルの様子を写真と共にご紹介いたします。

 

バレエ研修所では年間を通して、スパニッシュ・ダンスのレッスンを行っています。公演ではクラシカル・バレエの作品を中心としているため、スパニッシュ・ダンスの作品を上演するのは2013年の「バレエ・アステラス2013」以来となります。今回バレエ研修所講師の小島章司先生に依頼し、研修生のために作品を創っていただきました。9月初旬より本格的に稽古を開始しリハーサルに取り組んでいます。

 

小島先生は、1966年渡西し、その翌年よりスペイン国内外で舞踊活動を開始され、長くフラメンコ舞踊家としてご活躍されている日本フラメンコ界の第一人者です。バレエ研修所では開所以来、スパニッシュ・ダンスの講師として小島先生に長年ご指導いただいています。

 

この日のリハーサルにはカンテ(フラメンコの歌)の歌い手(公演時のカンテは石塚隆允さん)と、ギター奏者のフェルミン・ケロルさんも参加され、歌と演奏に合わせて本番さながらのリハーサルを行いました。 スパニッシュ・ダンスはクラシカル・バレエとは異なり、細かいステップを踏み、手の振りもフラメンコ独特のものになります。大きなショールのマントンをダイナミックに回したり、相手の肩にかけたり、マントンにこめられた意味を理解しながら気持ちをこめてリハーサルします。

 

この日は、小島先生から振りの修正を受けたり、アシスタントの先生方から、慣れないステップの見本をみせていただいたり、マントンさばきの注意点などを伺ったり、全員でよりよいものを披露できるよう繰り返し練習を行っていました。

 

本番まで約2週間。他の演目も含め、研修の成果を発揮できるようさらに稽古を積んでまいります。

「バレエ・オータムコンサート2019」ご期待ください。

皆様のご来場をお待ちしております。

 




 

◎「バレエ・オータムコンサート2019」の公演情報は こちら

 

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