栄養学の講義と調理実習を行いました
バレエ研修所では、バレエの技術だけでなく、さまざまな知識や教養を身に付けることがダンサーとして必要と考えカリキュラムを組んでいます。本年度入所した16期生と予科生を対象に行った栄養学の講義と調理実習の様子を写真と共にご紹介いたします。
9月11日(水)、栄養学の講義と調理実習を、連携校の科学技術学園高等学校(科技高)で実施しました。
午前中は、科技高の津島美恵先生による講義。ダンサーの体づくりに欠かせない5大栄養素とカルシウムについて学びました。午後は調理実習です。講義で学んだ栄養素の性質を活かした献立づくりと食材の調理法を、バレエ研修所講師の村田裕子先生から教えていただきました。


村田先生のデモンストレーションのもと、グループごとに協力して調理していきます。 16期生と予科生で3グループに分かれて取りかかりました。
今回の調理実習は「5代栄養素+カルシウムのバランス献立」がテーマ。PFCバランス(炭水化物、脂質、たんぱく質)を考慮しながら、5大栄養素+カルシウムを摂取できる献立としました。
この日のメニュー
●【主食】ナン:薄力粉を使い、発酵した生地を伸ばしてオーブンで手軽にナンを作ります。
●【主菜】大豆といんげん豆のチリコンカン:野菜をみじん切りし、あいびき肉とともにフライパンで調理します。
●【副菜】ツナサラダ:ベビーリーフやミニトマト、ツナ缶を使用して作ります。
●【乳製品】ラッシー:レモンスライスを入れたラッシーを作ります。
※レシピはこちらからご覧いただけます!(提供:村田裕子講師)





栄養たっぷりのチリコンカン、ツナサラダ、主食のナン、カルシウムの豊富なラッシーを作りました。
ナンにはイラストや文字を刻んだものを作り、それぞれ個性のあるものが完成しました。
最後は全員揃って、おいしくいただきます。
普段料理をする機会が少ない研修生たちも、チームで協力しながら楽しく料理をし、調理や献立つくりにも興味を持ったようです。

プロのダンサーになるためには自己の健康管理がとても大切になります。自分の身体は自分自身で守り、作り上げていくものです。日々栄養バランスの取れた献立を考えることが必要で、時間がかけられないときには調理が簡単なベビーリーフやミニトマトなどで野菜を摂取する工夫をすることも大切です。本日の講義の内容を毎日の食事にも取り入れて、今後もぜひ続けていってほしいと思います。