研修所ニュース

タチアナ・チェルノブロフキナ氏による特別レッスンを行いました

 

バレエ研修所では、国内外の一流の指導者による特別レッスンを行っています。近年では、マリインスキー劇場バレエ団 バレエミストレスのタチヤナ・テーレホワ氏や元ボリショイ劇場バレエ プリンシパルのアンドレイ・ウヴァーロフ氏、サンフランシスコバレエ学校の校長パトリック・アルマン氏などをゲスト講師としてお招きしています。

今回は、国立モスクワ音楽劇場バレエ団で長年活躍され、引退後も指導者として活躍されているタチアナ・チェルノブロフキナ氏を迎え、8月24日(土)から29日(木)まで特別レッスンをしていただきました。

 

タチアナ講師は音楽を感じポジションの正確さを求めるレッスンを行い、しなやかな腕の動きや顔のつけ方などロシアらしい上半身の使い方が特徴的でした。 また、バーレッスン、センターレッスンともに、動きの組み合わせが複雑なものやスピード感のあるものなど、基礎力が必要となるアンシェヌマンで構成されたものでした。レッスンはロシア語で行われたため、研修生たちははじめは動きを覚えるだけでも必死で戸惑いもありましたが、その分集中して取り組む姿勢が見られました。レッスン期間の後半には体を大きく使って動けるようになり、上半身の動きも大きくしなやかに表現できるように挑戦していました。

タチアナ講師にはオペラ劇場を見学していただく機会があり、「こんなに広いスペースで踊るのであれば、もっともっと体を大きく使っておどらなければなりませんね」とおしゃっていました。研修生は舞台で表現することは、普段のレッスンを通して積み上げられていることを、今回のレッスンをとおしてあらためて感じ取ったと思います。

また、いつもと違う講師の方からの指導をうけることで、新たな気づきを得られ、研修生にとってとても充実した時間となりました。

タチアナ講師から教えていただいたことを研修生たち自身で吸収し、今後の成長に繋げていってほしいと思います。

 





クラス終了後(写真中央がタチアナ講師)


 

タチアナ講師、ご指導ありがとうございました。