研修所ニュース

バレエ研修生の舞台鑑賞の様子をご紹介します


バレエ研修所では、バレエの技術だけでなく、さまざまな知識や教養を身に付けることがダンサーとして必要と考えカリキュラムを組んでいます。 カリキュラムの中で随時行われる舞台鑑賞ですが、6月には国立能楽堂での能楽鑑賞教室、7月には3つの公演を鑑賞しました。その様子を写真とともにご紹介いたします。

 

 

「第36回 能楽鑑賞教室」(6月26日(水)国立能楽堂)

国立能楽堂で毎年行われている「能楽鑑賞教室」に参加しました。演目前の解説「能楽のたのしみ」で、能楽師の方が能楽についての解説をしてくださり、その後、狂言『文山立』と能『船弁慶』を鑑賞しました。

狂言で登場する山賊2人の掛け合いが大変面白く研修生からも笑いが起こり、能では物語の舞台について想像を膨らませながら鑑賞しました。

能と狂言の異なる演目を鑑賞し、それぞれの違いも感じられ、貴重な体験ができました。

 

 

 

エイフマン・バレエ『ロダン ~魂を捧げた幻想』(7月18日(木)・19日(金)東京文化会館)

21年ぶりに来日したエイフマン・バレエを鑑賞しました。

研修生たちは、バレエダンサーたちがロダンの彫刻を全身で表現する様子に驚き、 芸術的で迫力のあるダンスやアクロバティックな演出にも引き込まれ、とても感動していました。

幕間にポスター前にて 16期生たち

 

 

 

「7月歌舞伎鑑賞教室」(7月23日(火)国立劇場)

毎年国立劇場にて行われている「歌舞伎鑑賞教室」を鑑賞しました。

演目の前に行われる「歌舞伎のみかた」という解説の時間で、歌舞伎役者の方が分かりやすく説明してくださり、初めて歌舞伎を見る研修生たちも歌舞伎についてや、本日の演目の見どころを知ることができました。解説中には1分間の写真撮影タイムがあり、研修生たちはこの貴重な機会に、歌舞伎の舞台を写真に収めていました。

その後、隈取を施した歌舞伎ならではの様式の『菅原伝授手習鑑 ― 車引 ― 』と、ユーモアたっぷりの『棒しばり』を鑑賞し、楽しみながら伝統芸能を学ぶことができました。


「歌舞伎のみかた」写真撮影タイム
終演後、国立劇場にて

 

 

 

「ル・グラン・ガラ 2019」(7月25日(木)文京シビックホール)

パリ・オペラ座バレエ団のトップダンサーたちによる公演を鑑賞しました。世界初演の「マリア・カラス~踊る歌声~」、『ジュエルズ』より"エメラルド"と"ダイヤモンド"を鑑賞しました。

トップダンサーたちの技術や表現力に終始圧倒されながら、パリ・オペラ座ならではの華やかで美しいバレエを堪能しました。

  

 

 

研修生たちは、世界のバレエダンサーたちの演技に刺激を受け、また伝統芸能の知識も深めることができ、大変有意義な時間となりました。

先日のアステラス公演を経て、気持ちを新たに今後もより一層レッスンに励んでまいります。