「バレエ・アステラス2016」が開催されました
7月31日(日)、新国立劇場オペラパレスにて、文化庁委託事業 平成28年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業
「バレエ・アステラス2016」が華やかに開催されました。
「バレエ・アステラス」は海外で活躍する若手日本人ダンサーを応援したいという願いを込めて、2009年より開催されています。7回目となる今回は、アメリカ、ベラルーシ、ポーランド、ロシア、クロアチアなど世界各国で活躍しているダンサーと、日本のバレエ団からもダンサーが集い、多彩な演目をデヴィッド・ガルフォース氏が指揮する東京フィルハーモニー交響楽団の音楽にのせて披露しました。
出演者と演目は以下のとおりです。
第1部
『ワルツ』
新国立劇場バレエ研修所 第12・13期研修生、予科生
『コンセルヴァトワール』パ・ド・トロワ (振付:A.ブルノンヴィル)阿部真央&源 小織(井上バレエ団)with 中ノ目知章(ゲスト出演)
『タリスマン』 パ・ド・ドゥ (振付:M.プティパ)
小池沙織 with モトゥゾフ・イェゴール(クレムリン・バレエ)
『葉は色褪せて』 パ・ド・ドゥ (振付:A.チューダー)岡田亜弓&大森康正(NBAバレエ団)
『アスフォデルの花畑』より (振付:L.スカーレット)
海老原由佳 with ダヴィッド・チェンツェミエック(
ポーランド国立歌劇場バレエ団) ピアニスト:巨瀬励起、蛭﨑あゆみ
『白鳥の湖』 黒鳥のパ・ド・ドゥ (振付:M.プティパ)
木村優里&渡邊峻郁(新国立劇場バレエ団)
第2部
『ロミオとジュリエット』 バルコニーのパ・ド・ドゥ (振付:K.パストー)
新井誉久 with アナイス・ブエノ(ジョフリーバレエ団)
『海賊』 第1幕 奴隷のパ・ド・ドゥ (振付:M.プティパ)
浦邉玖莉夢&待山貴俊(ベラルーシ国立ボリショイ劇場)
『アンナ・カレーニナ』より (振付:L. ムイチ)
鈴木里依香(クロアチア国立劇場)with タマシュ・
ダライ(アウグスブルグバレエ団) 『ジゼル』 第2幕 パ・ド・ドゥ (振付:H.トマソン)
石原古都 with ヴィトア・ルイズ(
サンフランシスコバレエ団) 『海賊』 第2幕 パ・ド・ドゥ (振付:M.プティパ)
宮崎たま子 with アンディーレ・ンドルフ(ワシントン バレエ)
最後に『バレエの情景より』Op.52より第8曲"ポロネーズ"に乗って出演者が次々と舞台に現れると、拍手の鳴り止まない圧巻のフィナーレとなりました。
日々、海外や日本で研鑽を積むダンサーたち。終演後には全員で写真を撮り、思い出に残る特別な公演となったようでした。
終演後に行われたパーティーでは、新国立劇場 理事長の尾﨑元規、バレエ研修所長の牧 阿佐美が関係者へのお礼と挨拶を述べました。また、「バレエ・アステラス」の誕生にご尽力いただいた浮島とも子 衆議院議員からは応援のメッセージをいただき、村山久美子さん、佐々木涼子さんからもご祝辞をいただきました。
新国立劇場はこれからも国内外の日本人ダンサーを応援して参ります。
若きダンサーたちの一層の活躍にご期待ください。