牧阿佐美芸術監督による改訂・演出の第1作。長大なストーリーが整理され、作品の特徴であるオリエンタリズムの表現に細部までこだわった豪華な舞台は、牧版ならではの個性的な結末とともに高い評判を呼びました。2003年の再演に続き5年ぶりの上演。圧倒的なスケールと詩情あふれる名作を、心ゆくまでお楽しみください。
インドの寺院に仕える舞姫ニキヤは戦士ソロルと恋仲。しかしソロルは主人であるラジャー(王侯)から娘ガムザッティの婿に望まれ、ニキヤを裏切り結婚を承諾してしまう。祝いの席で踊るニキヤは手にした花篭に仕込まれた毒蛇に噛まれて息絶える。悔恨と絶望の淵に我が身を責めるソロルは幻想の世界でニキヤと再会するが・・・。
撮 影:瀬戸 秀美