2023/2024シーズン開幕公演『ドン・キホーテ』が本日初日を迎えました。

2023/2024シーズンはバレエ団の歴代芸術監督へのオマージュを込めたラインアップで、バレエ団が辿ってきた歴史と26年間で培ったものを皆さまにご覧いただきたくシーズンです。
開幕を飾るアレクセイ・ファジェーチェフ版『ドン・キホーテ』は、新国立劇場バレエ団が一番長く上演し続けているレパートリーで、初代の島田廣監督時代の1999年に初演し、今回の上演で10回目を迎えました。

1幕の街の賑わいや2幕の幻想的で美しい夢の場、3幕のゴージャスな結婚式と次々に場面が展開し、コメディ的なやり取りからスペイン舞踊、端正な群舞、そして主役の華やかなテクニックと盛りだくさんな踊りの数々を堪能できます。まさにシーズン開幕にふさわしい、華やかでパワフルな古典バレエです。

カーテンコールでは18年ぶりに新国立劇場へ指導に来日した、改訂振付のアレクセイ・ファジェーチェフも登場。ダンサー、マエストロやオーケストラ、そしてファジェーチェフ氏へ、満員の客席からスタンディングオベーションが贈られました。

公演は2023年11月4日（土）まで。新国立劇場での上演ののち、新国立劇場バレエ団が初めて公演を行う愛知県芸術劇場での公演に続きます！
クラシック・バレエの粋を集めた最高に楽しいラブコメディ、どうぞお見逃しなく。

Photo by Yumiko Inoue
衣装提供：チャコット