ダンサーON！

上演作品『サタネラ』の見どころ

2人の駆け引きやストーリーが垣間見えるところ

今回上演する『サタネラ』のパ・ド・ドゥは一人の青年が悪魔に恋をしてしまうというお話です。このパ・ド・ドゥの見どころは二人のヴァリエーションやコーダでの高度なテクニックはもちろんですが、アダージオでの青年は小悪魔に真剣に恋をしているのだけれども、小悪魔はそれを弄ぶような駆け引きがあって、そうしたストーリーが垣間見えるところも面白いところだと思います。また、このパ・ド・ドゥを選んだ理由は僕ら自身が年齢的にも若く幼い部分もあって、普段も悪戯好きなので、そうした部分が、この青年と小悪魔に似ていると思ったからです。

＜所属バレエ団紹介>　ABTスタジオカンパニーの魅力

メンバーが家族のように仲が良いが、競い合って切磋琢磨することもできる

僕の所属しているカンパニーはABTのジュニアカンパニーにあたりABTにいるダンサーの80%がスタジオカンパニーから入団しています。団員数も12人と少なく、カンパニーのメンバーが家族のように仲が良い、とても居心地の良いカンパニーです。

ジュニアカンパニーということもありメンバー皆が年齢的に若く、大体1～2年で次の段階に上がるので、クラスレッスンやリハーサルではお互いに競い合って切磋琢磨することができて、毎日が充実しているとても楽しいカンパニーです。

ダンサーOFF！

一問一答　スタート！

バレエを始めたきっかけは？

祖母と母がバレエの先生だったからです。

あなたにとってバレエの最大の魅力は？

音楽と踊りが一体となって、感動的なストーリーを作り上げるところです。

海外に行こうと思ったきっかけは？

Youth America Grand PrixでRoyal Ballet Schoolへのスカラーシップをいただいたからです。

海外で活動していて、印象的だった出来事を教えてください。バレエに関係ないことでもOKです。

アメリカという国なので、特にだと思いますが、いろいろな国の人がいて、毎日様々な刺激を受けることができるところです。

日常の一コマ写真

バレエ団でのリハの合間の風景、カンパニーメンバーと一緒の写真です。

趣味は何ですか？

ゲームをしたりYou Tubeを見たりとインドアなことも好きですが、街を歩き回って食べ歩きしたりすることも好きです。

日本に帰国した際、感じることを教えてください。

コンビニに何でもあって、便利すぎるところです。

とっておきオフショット

三宅啄未さんから皆様へのメッセージ

今回初めてこのようなたくさんのプロのキャリアを積んでいらっしゃる出演者の方々と一緒に新国立劇場の舞台に立たせていただくのでとても楽しみですし、本当に光栄です。

僕もこうした諸先輩方に比べて見劣りしないよう、良いステージをお届けできるようにがんばりたいと思います。ぜひ劇場で楽しんで観ていただけると嬉しいです。