ブルーストッキングの女たち

  • 文化庁委託事業
    「平成24年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
    新国立劇場ドラマスタジオ公演
    第6期生 試演会A

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  • 小劇場
  • 元始、女性は実に太陽であった。
    真正の人であった。今、女性は月である。

  • 公演日程

    2012年
    12/141516
    6:30
     
    1:00
     
    1:30
     
     
     
    6:30
     
     
     

    *開場は開演の30分前です。

 演劇研修所第6期生の二回目の試演会は、硬骨の劇作家、宮本研の『ブルーストッキングの女たち』を上演します。演出は、新国立劇場演劇芸術監督でもある宮田慶子。
 一九八三年に初演された本作は、『美しきものの伝説』と対をなす、宮本研の大正モダニズムの時代精神を描いた代表作のひとつ。「元始、女性は太陽であった」と平塚らいてうらが日本初の女権宣言を行った、婦人文芸雑誌『青鞜』に参加した女性たちは、旧来の封建思想からの脱却を目指す「新しい女」の代名詞。舞台には、らいてうのほか、神近市子、伊藤野枝、尾竹紅吉、松井須磨子などが実名で登場、彼女らとかかわった大杉栄、辻潤、島村抱月、荒畑寒村、甘粕憲兵大尉らの男たちとの人間模様が描かれています。誰もが生きることに懸命で、愛を触媒にして幸せをつかみ取ろうとする、その強い意思とともに、時代に迎合せずに果敢に戦って、あげく社会に押しつぶされ、打ち砕かれるヒロインたち。
 明治と昭和にはさまれた歴史の狭間ともいえる大正期の群像を、若き研修生がどうとらえ、演じ、舞台に表出するか、試演会ならではの挑戦する舞台にどうぞご期待ください。

写真
二木咲子(ゲスト出演・第一期修了)
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古川龍太(ゲスト出演・第一期修了)