新国立劇場 演劇研修所第5期生試演会@『ゼブラ』

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演劇研修所は、3年の研修期間中に明晰な日本語を使いこなし、柔軟で強い身体を備えた舞台俳優になるための訓練を行っています。そして3年次には、公演を通じて、プロの俳優としてのスタートを切るための舞台経験を積んでいきます。2009年入所の第5期生は、この夏、毎年研修生によって受け継がれている朗読『少年口伝隊一九四五』を上演、舞台経験の第一歩を踏み出しました。そして最初の試演会として挑むのは、気鋭の劇作家、田村孝裕が2005年に書き下ろした『ゼブラ』です。決して多くはない台詞のやりとりのなかで、心の機微を見事に描き出している戯曲を、演劇研修所公演では初めての参加となる鈴木裕美が演出にあたります。演劇界の次世代を担う5期生がつむぐ『ゼブラ』にどうぞご期待ください。

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ものがたり

時は現在。四人姉妹が育った手塚家の居間が舞台。
父親は家を出て行っていない。長女と四女はすでに嫁ぎ、いまは次女と三女が暮らす。母親は入院している。
そんななか、次女の引越し準備のため、四人姉妹とその夫たちが久々に集まる。と突然訪れる葬儀屋の兄弟、長女の浮気相手……、それぞれの秘められた事情が次々と露わになる。