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開場は開演の30分前です。
★:終演後シアター・トークあり。詳細はこちら
2011年1月に開場したKAAT 神奈川芸術劇場の芸術監督、宮本亜門が、新国立劇場ではじめてストレート・プレイの演出を手がける。
『サロメ』は1891年に書かれたが、1893年2月にパリでフランス語版が発行され、その一年後に英訳がロンドンで出版された。その後現在まで数多くの外国語に翻訳されている。1896年ルーブル座でフランス初演。日本初演は1914年、松井須磨子主演で芸術座(劇団)による公演。最近では2009年の翻案劇としての上演や、ク・ナウカによる上演がある。
1905年にはリヒャルト・シュトラウスがドイツ語訳を歌劇にし、今日まで非常に人気の高いオペラ演目となり、近年も世界的に話題となる公演が次々と行われている。
本公演ではイェルサレムの王女サロメとヨカナーンの恋の悲劇にいたるまでの群衆劇を丁寧に作り、義理の父であるヘロデ王、母のヘロディアスとの3人の家族を中心に幻想的な台詞劇、美しく魅力的な新しい作品として甦らせる。
2010/2011シーズンに続く[JAPAN MEETS… ─現代劇の系譜をひもとく─]の一環として小説家の平野啓一郎によるフランス語からの新訳上演を企画し、現代の日本語の台詞によって作品世界を再生し、上演したい。
(2011年10月には新国立劇場オペラ『サロメ』が上演された。)