「日本の演劇がどのように西洋の演劇と出会い深化してきか。」をテーマに掲げた「JAPAN MEETS…」シリーズ。第一弾はノルウェーの劇作家イプセンの「ヘッダ・ガーブレル」を新たな翻訳で上演します。
ヘッダ役に新国立劇場初登場となる大地真央をはじめ、魅力的なキャストが勢ぞろいしました。信じるものを守り続けようとしたヘッダのドラマは現代のわれわれの心に強く響き、問いかけます。
亡きガーブレル将軍の娘ヘッダと、夫のヨルゲン・テスマンが半年におよぶ新婚旅行から帰ってくる。新居の朝を迎えたヘッダの表情は重い。そこへ教授職を巡り、テスマンの長年のライバルであるレーヴボルグが街へやってくる。
愛と憎しみ、凡庸と非凡、夢と野望――それぞれの想いは、予想のつかない結末へと渦巻いていく。