2022/2023シーズン

リヒャルト・シュトラウスサロメ

Salome / Richard Strauss
全1幕〈ドイツ語上演/日本語及び英語字幕付〉
公演期間:
2023年5月27日(土)~6月4日(日)
予定上演時間:
約1時間40分(休憩なし)

Introductionはじめに

妖艶に舞ったサロメが求めたものは...
官能と倒錯の衝撃作!

後期ロマン派を代表する作曲家R.シュトラウスの衝撃的傑作。新約聖書の挿話をもとにしたオスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』をR.シュトラウスが極彩色の音楽でオペラ化しました。その退廃的、耽美的な内容は初演されるや大反響を呼び、シュトラウスのオペラ出世作となりました。全1幕の舞台に、豊麗な旋律と大胆な不協和音が凝縮されており、緊張感に満ちた濃密なドラマには息をつく暇もありません。故エファーディングによるプロダクションは舞台中央に巨大な古井戸を据えた迫力と妖しさ漂う秀作で、2000年の新国立劇場初演以来、再演を繰り返し、今回が7回目の上演となる人気レパートリーです。
シュトラウスで特に評価の高いトリンクスの指揮、高い表現力で注目を集めるアレックス・ペンダ(アレクサンドリーナ・ペンダチャンスカ)のタイトルロール、ヘロデ役はヘルデンテノールのイアン・ストーレイ、へロディアスには『イェヌーファ』コステルニチカで大評判となったジェニファー・ラーモア、ヨハナーンにはワーグナーやロシア作品をレパートリーに著名劇場で大活躍するトマス・トマソンが出演します。
※本公演ではオーケストラピット内の間隔を確保するため、フュルストナー社の管弦楽縮小版を用いて上演します。
この版は管弦楽が三管編成に縮小されており、シュトラウス自身が上演用として認めたとされ、世界各地の歌劇場で広く使用されています。

Schedule公演日程

公演日程

2023年5月27日(土)14:00

2023年5月30日(火)14:00 バックステージツアー

2023年6月1日(木)19:00

2023年6月4日(日)14:00 託児サービス利用可

託児サービス利用可 ...託児室<キッズルーム「ドレミ」>がご利用になれます。

バックステージツアー ...バックステージツアー実施日(抽選)

予定上演時間

約1時間40分(休憩なし)

  • 時間は変更になる場合があります。最新の情報はボックスオフィスまでお問い合わせください。(5月24日更新)
  • 本公演は休憩がございません。開演時間に遅れますと客席後方でのお立見になります。余裕をもってご来場ください。

会 場

ご注意事項

  • ロビー開場は開演60分前、客席開場は開演45分前です。開演後のご入場は制限させていただきます。
  • 5月27日(土)は2階・3階の一部に学校団体が入る予定です。

他劇場での
公演日程

札幌文化芸術劇場 hitaru:2023年6月11日(日)14:00、13日(火)19:00

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Staff&Castスタッフ・キャスト

スタッフ

  • 【指揮】コンスタンティン・トリンクス
  • 【演出】アウグスト・エファーディング
  • 【美術・衣裳】ヨルク・ツィンマーマン
  • 指揮コンスタンティン・トリンクス
  • 演出アウグスト・
    エファーディング
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キャスト

  • 【サロメ】アレックス・ペンダ
  • 【ヘロデ】イアン・ストーレイ
  • 【ヘロディアス】ジェニファー・ラーモア
  • 【ヨハナーン】トマス・トマソン
  • 【ナラボート】鈴木 准
  • 【ヘロディアスの小姓】加納悦子
  • 【5人のユダヤ人1】与儀 巧
  • 【5人のユダヤ人2】青地英幸
  • 【5人のユダヤ人3】加茂下 稔
  • 【5人のユダヤ人4】糸賀修平
  • 【5人のユダヤ人5】畠山 茂
  • 【2人のナザレ人1】北川辰彦
  • 【2人のナザレ人2】秋谷直之
  • 【2人の兵士1】金子慧一
  • 【2人の兵士2】大塚博章
  • 【カッパドキア人】大久保光哉
  • 【奴隷】花房英里子
  • 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
  • サロメアレックス・
    ペンダ
  • ヘロデイアン・
    ストーレイ
  • ヘロディアスジェニファー・
    ラーモア
  • ヨハナーントマス・トマソン
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Profile

【指揮】コンスタンティン・トリンクス(Constantin TRINKS)

カールスルーエ生まれ。同市の音楽大学で学ぶ。シュトゥットガルト室内合唱団ではテノール歌手として出演。歌劇場や音楽祭でトレーナーや指揮者を務めながら幅広いレパートリーを身につける。バーデン州立劇場カールスルーエで音楽スタッフ、カペルマイスターを務めた後、2002年にはザールラント州立劇場の第2カペルマイスターに就任、04年には第1カペルマイスターに任命され、06-09年には音楽監督代理を務めた。09年より12年までダルムシュタット歌劇場音楽監督。13年には、ワーグナー生誕200年を記念したバイロイト音楽祭『恋愛禁制』を指揮している。その他にはウィーン国立歌劇場、ベルリン・コーミッシェ・オーパー、クラーゲンフルト市立劇場、バイエルン州立歌劇場、パリ・オペラ座などに客演しているほか、コンサート指揮者としても様々なオーケストラを指揮している。モーツァルト、ベッリーニ、ドニゼッティ、プッチーニ、ヴェルディ、ワーグナー、シュトラウス、バーンスタインなどのオペラレパートリーのほか、幅広いシンフォニーレパートリーを持つ。最近ではバイエルン州立歌劇場『アラベッラ』、『後宮からの逃走』、ローマ歌劇場『メリー・ウィドウ』、バーデン州立劇場『ホフマン物語』、プラハ国立歌劇場『ローエングリン』などを指揮。新国立劇場では08年『ドン・ジョヴァンニ』、12年『ラ・ボエーム』、13年『タンホイザー』、17年『フィガロの結婚』を指揮している。

【演出】アウグスト・エファーディング(August EVERDING)

1928年ドイツのヴェストファーレン州ボットロップに生まれる。ボン大学およびミュンヘン大学で哲学、ドイツ文学、演劇学を修める。ミュンヘン・カンマーシュピーレで演出助手として研鑽を積み、その後各地で演出家として活躍。63年に同劇場のインテンダント、73年にハンブルク州立歌劇場、77年にバイエルン州立歌劇場の総監督となり、82年にはバイエルン州の全州立劇場の総監督に就任、93年にバイエルン州テアターアカデミー総監督兼理事長となる。99年ミュンヘンにて逝去。生前は、ドイツ劇場連盟をはじめとする芸術文化関係団体の要職を歴任するかたわら、演出家としても積極的に活躍した。

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Profile

【サロメ】アレックス・ペンダ(ソプラノ) (Alex PENDA)

ソフィア生まれ。ビルバオ・オペラ『ルチア』でデビューし国際的に躍り出た。ウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ベルリン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルギー王立モネ劇場、ボリショイ劇場など世界一流の歌劇場に出演し、『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージ、『ドン・カルロ』エボリ公女とエリザベッタ、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラとドンナ・アンナ、『サロメ』タイトルロール、『仮面舞踏会』アメーリア、『マクベス』マクベス夫人、『フィデリオ』レオノーレなど、バロック、古典からベルカント、ヴェルディ、ワーグナーやシュトラウスまでレパートリーとする。近年の主な出演に、サンタフェ・オペラ、ポーランド国立歌劇場『サロメ』タイトルロール、ウィーン国立歌劇場『道化師』ネッダ、エクサンプロヴァンス音楽祭『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、ウィーン国立歌劇場、モネ劇場、ケルン歌劇場『エレクトラ』タイトルロール、サンタフェ・オペラ『フィデリオ』レオノーレ、アヴィニヨン歌劇場、リモージュ歌劇場、ランス歌劇場『マクベス』マクベス夫人、ソフィア歌劇場、ライン・ドイツ・オペラ『トスカ』タイトルロール、モネ劇場『カヴァレリア・ルスティカーナ』サントゥッツァなどがある。東京交響楽団『パルジファル』クンドリーで来日している。新国立劇場初登場。

【ヘロデ】イアン・ストーレイ(テノール) (Ian STOREY)

イギリス生まれ。グラフィックデザインを学んだ後、声楽を学ぶ。1991年に『ルクレツィアの凌辱』『ラ・ボエーム』『アイーダ』でデビュー。スコティッシュ・オペラ『マクロプロス事件』『トスカ』『イル・トロヴァトーレ』『カーチャ・カバノヴァ』、ウェルシュ・ナショナル・オペラ『トスカ』『カルメン』『トゥーランドット』などに出演。イタリアにはトッレ・デル・ラーゴ・プッチーニ音楽祭『トゥーランドット』カラフでデビューし、サンカルロ歌劇場『マクロプロス事件』『イェヌーファ』、ボローニャ歌劇場『スペードの女王』、パレルモ・マッシモ劇場『ルル』、フェニーチェ歌劇場『ナクソス島のアリアドネ』、ヴェローナ歌劇場『トゥーランドット』などに出演。英国ロイヤルオペラには『トゥーランドット』カラフでデビュー。『トリスタンとイゾルデ』はミラノ・スカラ座、チューリヒ、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン州立歌劇場、グラインドボーン音楽祭、フェニーチェ歌劇場など特に数多く出演している。最近ではベルリン州立歌劇場、ライプツィヒ歌劇場『神々の黄昏』ジークフリート、サンフランシスコ・オペラ『さまよえるオランダ人』エリック、ボローニャ歌劇場『ピーター・グライムズ』タイトルロール、サンカルロ歌劇場『ムツェンスク郡のマクベス夫人』セルゲイなどに出演。新国立劇場初登場。

【ヘロディアス】ジェニファー・ラーモア(メゾソプラノ) (Jennifer LARMORE)

アメリカ出身。1986年にニース歌劇場で『皇帝ティートの慈悲』でデビュー。以来、メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、ジュネーヴ大劇場、ハンブルク州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、英国ロイヤルオペラなど世界各地で活躍。最近の出演には、英国ロイヤルオペラ、マドリード・テアトロ・レアル、パリ・オペラ座、オランダ国立オペラ『ルル』ゲシュヴィッツ伯爵令嬢、ベルリン・ドイツ・オペラ『イェヌーファ』コステルニチカ、ジュネーヴ大劇場及びボローニャ歌劇場『マクベス』マクベス夫人、ジュネーヴ大劇場『メデア』タイトルロール、ハンブルク州立歌劇場『美しきエレーヌ』タイトルロール、ジュネーヴ大劇場『ヴォツェック』マリー、アン・デア・ウィーン劇場『ポッペアの戴冠』オッターヴィア、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラなどがある。新国立劇場では2015/16シーズン『イェヌーファ』コステルニチカに出演。

【ヨハナーン】トマス・トマソン(バリトン) (Tómas TÓMASSON)

レイキャビク音楽学校で学び、アイスランド・オペラでモーツァルト、ヴェルディの役に出演。英国王立音楽院卒業直後に国際的活動を始め、英国ロイヤルオペラ、ミラノ・スカラ座、トリノ王立歌劇場、マドリード・テアトロ・レアル、ベルリン州立歌劇場、ジュネーヴ大劇場、ベルギー王立モネ劇場、サンカルロ歌劇場、バイエルン州立歌劇場、モンテカルロ歌劇場、ロサンゼルス・オペラなど世界の著名歌劇場に出演する。近年では、オビエド歌劇場、ジュネーヴ大劇場『ラインの黄金』『ワルキューレ』ヴォータン、シカゴ・リリック・オペラ、ベルリン州立歌劇場『パルジファル』クリングゾル、ザクセン州立歌劇場、ロサンゼルス・オペラ『サロメ』ヨハナーン、モネ劇場、ウィーン国立歌劇場、ローマ歌劇場、サンカルロ歌劇場『スペードの女王』トムスキー伯爵、ハンガリー国立歌劇場のライマン『リア王』タイトルロール、コーミッシェ・オーパー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ハンス・ザックス、モネ劇場、ハンガリー国立歌劇場、パレルモ・マッシモ劇場『パルジファル』アムフォルタス、チューリヒ歌劇場『マクロプロス事件』コレナティー、ワシントン・ナショナル・オペラ『サムソンとデリラ』アビメレクなどに出演している。新国立劇場初登場。

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Storyものがたり

紀元30年頃。不気味な月が昇る晩に、領主ヘロデの宮殿で宴が催されている。ヘロデの義理の娘サロメは、ヘロデのいやらしい視線と宴の退屈さに嫌気がさし、外に出てくる。サロメに恋焦がれる衛兵隊長ナラボートは、今晩は彼女が一段と輝いて見えると称えるが、小姓は不吉な予感がしてたまらない。すると庭の古井戸から「救世主が現れる日がついに来た」と語る声が。それは預言者ヨハナーンの声だった。彼は、サロメの母ヘロディアスを糾弾したために古井戸に幽閉されているが、ヘロデからも恐れられている。興味を持ったサロメは、ヨハナーンを連れてくるようナラボートに命じる。古井戸から出てきたヨハナーンは、穢れたヘロディアスの罪を激しく非難するが、サロメはすっかり魅せられてしまう。サロメはヨハナーンにキスを求めるが、彼は拒否。その光景に耐えられずナラボートが自殺してしまうほど、サロメは何度もキスを求めるものの、ヨハナーンは「呪われよ」との言葉を吐いて、古井戸に戻る。

ヘロデはサロメを宴の席に呼び戻し、酒を一緒に飲もう、横に座れ、と誘うが、サロメは断る。ヨハナーンは「ついにその日が来た」と不気味に語り、ユダヤ人たちは神や預言者についての論争を繰り広げる。ヘロデはおもむろにサロメに踊りを求める。嫌がるサロメだが「望みのものを何なりと褒美にやる」と言われ、妖艶な踊りを披露する。踊り終えてサロメが要求したものは、ヨハナーンの首であった。恐れおののくヘロデがどんなに諭してもサロメが要求を変えないため、ヘロデはその望みを受け入れる。銀の盆に載って運ばれるヨハナーンの首。受け取ったサロメは、ヨハナーンに口づけして恍惚とする。あまりのおぞましさに、ヘロデは兵士たちにサロメ殺害を命じるのだった。

Ticketsチケット

チケット料金

席種S席A席B席C席D席
料金
(10%税込)
22,000円 16,500円 11,000円 6,600円 3,300円
席種 料金(10%税込)
S席 22,000円
A席 16,500円
B席 11,000円
C席 6,600円
D席 3,300円

クラブ・ジ・アトレ会員の方は、公演最終日まで上記料金の10%OFFでお求めいただけます。

Z席 1,650円(10%税込)

2022/2023シーズン オペラ セット券
現在、先着順受付中!

座席表

前売り開始日

アトレ会員先行販売期間:2023年3月4日(土)10:00~7日(火)

新国メンバーズ先行販売期間:2023年3月5日(日)10:00~7日(火)

一般発売日:2023年 3月12日(日)10:00~

  • 1階1列~2列の座席は販売いたしません。
  • 通常の座席配置(1階1列~2列を除く)での販売を予定しております。

チケット取り扱い

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新国立劇場ボックスオフィス

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割引等のご案内

お申し込みの際に、割引をご利用の旨お知らせください。(D・Z席は対象外)

高齢者割引(65歳以上)・学生割引:5%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィスで取扱。

  • ご入場時にご年齢が記載されている証明書・学生証を確認させていただく場合がございます。

ジュニア割引(小中学生):20%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィス、チケットぴあで取扱。

  • ご入場時にご年齢が記載されている証明書を確認させていただく場合がございます。

当日学生割引:50%割引

公演当日に残席がある場合のみボックスオフィス(窓口・電話)で取扱。要学生証。

障がい者割引:20%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)のみ取扱。要障害者手帳等。

  • 車椅子をご利用のお客さまはボックスオフィスまでお問い合わせください。
  • ボックスオフィス窓口の営業時間はこちらよりご確認ください。

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Z席の購入方法

  • Z席は舞台のほとんどが見えないお席です。予めご了承ください。
  • Z席とZ【音のみ】席(舞台が完全に見えません)は、公演当日朝10:00から、新国立劇場Webボックスオフィスおよびセブン-イレブンの端末操作により全席先着販売いたします。1人1枚です。
  • 上記の方法での先着販売後、残席がある場合は、公演当日朝11:00からボックスオフィス窓口でも販売いたします。
  • 電話での予約は承れません。
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グループでの
お申し込み

10名以上でのご観劇の場合は新国立劇場営業部(TEL:03‐5352‐5745)までお問い合わせください。

ご注意事項

  • 発売初日に限りD席のお申し込みは1人合計2枚までとさせていただきます。
  • 就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。
  • 壁際、手摺の近く、バルコニー、上層階の一部のお座席で、舞台が見えにくい場合がございます。ご了承ください。
  • 公演日、席種によっては、お求めになれないことがあります。
  • 公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。
  • やむを得ない事情により、公演内容やスタッフ・キャストに変更が生じる場合があります。