イラン・テヘラン生まれのアルメニア人で、1977年よりウィーン在住。バイオリン、ピアノを学んだ後、ウィーン国立音楽大学で声楽を学ぶ。ベルヴェデーレ歌唱コンクール3位受賞。2000年、ウィーン・カンマーオーパー『ヴェネツィアの一夜』及び『こうもり』オルロフスキー公爵役でオペラ・デビュー。2001/2002シーズンよりウィーン・フォルクスオーパーのアンサンブル・メンバーとして、『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼル、『カルメン』タイトルロール、『フィガロの結婚』ケルビーノ、『ホフマン物語』ジュリエッタ、『蝶々夫人』スズキ、『ルサルカ』外国の公女などで出演を重ねるほか、ウィーン国立歌劇場、ニース歌劇場、トゥールーズ歌劇場などにも客演。オルロフスキー公爵役は、ウィーン国立歌劇場の韓国・台湾公演（セミステージ上演）でも歌っている。最近では、ウィーン・フォルクスオーパー『魔笛』侍女Ⅱ、『マリッツァ伯爵令嬢』マニャなどに出演。今後の予定には、ミュンヘン・ゲルトナープラッツ劇場『コジ・ファン・トゥッテ』ドラベッラなどがある。新国立劇場初登場。