ピーター・グライムズ

  • 2012/2013シーズン
  • [新制作]
    Benjamin Britten : Peter Grimes
    ベンジャミン・ブリテン/全3幕
    【英語上演/字幕付】

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    座席表↓
  • オペラ劇場
  • 荒涼とした海と胸に迫る人間ドラマ。20世紀イギリス・オペラの傑作がついに登場。



  • 公演日程

    2012年
    10/2581114
    月・祝
    6:30
     
    6:30
    2:00
    2:00
     
    2:00

    予定上演時間:約3時間(休憩含む)
    開場は開演の45分前です。

    ※開演後のご入場は制限させていただきます。


    託児室<キッズルーム「ドレミ」>がご利用になれます。

20世紀の偉大なオペラ作曲家の一人に数えられ、2013年には生誕100周年を迎えるベンジャミン・ブリテンの『ピーター・グライムズ』で尾高芸術監督による第3シーズンは幕を開けます。英国人作曲家の中でブリテンは圧倒的にドラマ重視の特徴を持っています。彼が書き残したオペラの中で2作目となる『ピーター・グライムズ』は、彼の代表作であると同時に、日本人に理解しやすい作品です。漁村を舞台とした閉塞的な社会に生きる主人公たちの過酷な運命。この物語について尾高芸術監督は、悪役ととらえられがちなピーター・グライムズを、悪役ではなく彼を取り巻く村民の在り方が問題なのだと語っています。イングランド東部サフォーク州のオールドバラで、パートナーとして半生をともに過ごしたテノール歌手ピーター・ピアーズとの同性愛のために、周囲から冷たい目で見られていた作曲家自身の境遇と重ね合わせて考えることができるからです。
新国立劇場オペラ初のイギリス・オペラで注目のタイトルロール役を演ずるのは、ヘルデン・テノールとして世界で活躍するスケルトン。主人公の唯一の理解者であるエレン役には本役をレパートリーとして活躍するイギリス人ソプラノのグリットン。そして国内外の実力派歌手たちがアンサンブルを固めます。さらにポイントとなるのが、新国立劇場では08年『軍人たち』公演で大きな話題となったデッカーの演出で、ベルギー王立モネ劇場から舞台装置・衣裳・小道具をレンタルし上演します。数ある演出の中でも、1994年に初演されたこの演出が、最も作品の深いところを伝えていると尾高芸術監督が高く評価したプロダクションです。2004年3月にはモネ劇場の音楽監督を務めていた大野和士が指揮して好評を博しており、同年7月には英国ロイヤルオペラで上演され、翌年のローレンス・オリヴィエ賞の新作オペラ部門にノミネートされた秀作です。