アンナ・カレーニナ

  • 2011/2012シーズン
  • Eifman’s Anna Karenina

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  • 中劇場

新国立劇場バレエ団の一つの頂点を示したエイフマン作品
迫力の舞台、再演決定!

エイフマンの『アンナ・カレーニナ』は、新国立劇場バレエ団の一つの頂点を示すことになった作品で初演時には内外から高い評価を得ました。
現代ロシア・バレエを代表するエイフマン作品は、そのどれをとっても難易度の高いテクニックや内面を抉り出すような深い表現力と役柄への十全な理解が必要とされるバレエばかりです。2010年に上演された本作品では新国立劇場バレエ団のダンサーたちは見事にその要求に応え、満場の喝采を浴びました。特に主役3人と男性ダンサー、群舞の心理的表現力で会場を深い感動で満たしました。同時に当バレエ団が新陳代謝を経ながら充実期を迎えていることを実感させた公演でもありました。
この作品以前は、女性ダンサーの洗練された繊細な表現に定評のある新国立劇場バレエ団でしたが、エイフマン作品に出会ったことで、バレエ団の新たな個性がステージに現れました。その成果をビントレー監督も高く評価し、今回の再演が決定しています。この上演以降も様々な作品を踊り表現力、テクニックとも磨きのかかったダンサーたちによって、さらに深みを増したステージになるでしょう。

ものがたり

アンナは夫カレーニンと愛する子どもの3人で暮らしているが、その穏やかな生活はうわべだけで、夫との関係はすでに冷たくなっている。舞踏会で若い将校ヴロンスキー伯爵と出会い二人は恋に落ちる。しかし次第にアンナは良心の呵責に悩まされる。再びペテルブルグにもどってくるが人々の冷たい態度に接し、戻るべき場所のないことを悟る。人生を憎悪に満ちたものとしか見ることができなくなったアンナは、一人駅へと向かう…。