公演のご感想

イェヌーファ
(2016年2-3月)

    • 第2幕と第3幕、感動しました。深い祈りと浄化に満ちた最後の余韻は言葉に尽くせません。出演者の皆様に心から感謝します。

    • こういう作品の上演を待っていました!!ロイ演出のプロダクションを生で観ると、独房のような回想のシーンから(中略)大きな空間になっていく効果が素晴らしい。またシンプルな舞台だと歌手の表現力、演技力が重要になると思いますが、歌唱とあわせて見応え、聴き応えがありました。またヤナーチェク独特の心地良いメロディを初日から演奏してくれたハヌス指揮東響もブラボーです!

    • 残酷で暗いテーマなのに何で優しい音楽にあふれているのでしょう。ヤナーチェク、『イェヌーファ』を上演してくれた、出会わせてくれた劇場に、すばらしい演奏をきかせてくれた出演者に感謝です。

    • ものすごいレベルの公演でした。

    • 辛く、暗い話だが、歌手の皆さん、オーケストラ、見事な好演。3幕最後イェヌーファの声が天上からの声のように美しくほの明るさも感じられ救いを感じました。最後は涙でウルウル。

    • 圧巻の演唱・演奏。特に第2幕のコステルニチカ、イェヌーファの独唱は圧倒されました。誠実なラツァ、軽薄なシュテヴァの表現も素晴らしい!合唱団の歌手、演技も、オペラにはなくてはならないものと実感しました。なにより、演出がすばらしい!!

    • 確かに演出がよかった。特に光と色の使い方

    • 日本でこの作品を最高レベルで鑑賞できるとは思ってもいませんでした。夢のようです。次の機会はないと思って来ましたが、その通りでした。

    • 意外に演劇的であるのに驚きました。音楽は叙情的に流れ、時にくどい印象も受けましたが、その感慨を払拭する見事な"切り方"に圧倒されました。時空間の切り取り方が鮮明に心に迫ります。"時"については間合いの取り方。"空"についてはシンプルな舞台に各演者の立ち位置を絶妙に変えての表現力。後へ行くほどピタッと決まって気持ち良い。すばらしいです。

    • このような素晴らしい作品を上演していただき、感謝しております。美しくも緊迫感のある音楽、シンプルながら考えぬかれた演出、適役の方がそろった歌手、本当に感動的な上演でした。

    • 出演者たち皆、とりわけ主要三人、声も声の表情も、演技力もすばらしく、心打たれました。声だけで聴いても深い悲しみが伝わってきます。簡素な舞台もオーケストラも大変よかったです。イェヌーファが、考えの浅い娘から終幕、深い愛を知る女性に変わっていくところが見事に表現されていました。

    • 歌手、オケみごとだった。久しぶりに感動できた。特に第2幕は、魂が吸い込まれるようであった。

    • イェヌーファが、赤ちゃんが亡くなってしまったことをしるところ。涙がぽろぽろこちらも流れました。親子ものはやっぱり弱いです。泣かされます。コステルニチカ役の方の演技レベルが本当に高くて、鬼気迫るという表現がぴったり。イェヌーファもラツァもシュテヴァも演技レベルが高く、演出がよいのでぐいぐいひっぱられました。

    • 心の奥深くにかくしておきたいと思う何かをえぐり出し、それを描いたオペラだと感じました。そしてその心のひだ1枚1枚に分け入ってくる演奏の連続でした。特にオーケストラの響きは、それだけで登場人物の心理状態を見事に表しています。流石、長年ヤナーチェク作品を研究してきた東響だと思いました。また楽団員や村人の役割を演じながら寸分の狂いなく豊かな声を響かせていた合唱団にも賛辞を送ります。3幕のお祝いの女性コーラスは、ただただ軽く羽の生えたような響きでうっとりしました。そして最後は静かに感動しました。

    • ブリテンの『ピーター・グライムズ』に並ぶ名曲名演でした。モランディの絵を思わせる静謐な舞台もよかったです。

関連公演

オペラのご感想一覧