指揮:ウルフ・シマー
2003年「フィガロの結婚」、04年「エレクトラ」に続いて、3回目の新国立劇場登場。59年ドイツのブレーメン生まれ。80/81シーズンにウィーン国立歌劇場のコレペティトゥールとなり、その後ロリン・マゼールのアシスタントとして研鑽を積む。ウィーンでは音楽コンサルタントなどを務める。93年ベルリン祝祭週間でベルリン・フィルを指揮、94年の同歌劇場来日公演で「こうもり」を指揮。98/99シーズンにミネソタ交響楽団を振ってアメリカ・デビュー。最近は、ベルリン・ドイツ・オペラ、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座で活躍。
演出:アンドレアス・ホモキ
2003年「フィガロの結婚」に続いて、2回目の新国立劇場登場。現在、ベルリン・コーミッシェ・オーパーのインテンダントも務める。ヨーロッパを代表する演出家のひとり。ドイツのマール生まれ。87年から92年までケルン歌劇場でアシスタント・ディレクターを務める。ジュネーヴ歌劇場92/93シーズン開幕の「影のない女」の演出で大成功を収める。主な作品はハンブルク州立歌劇場「リゴレット」、デンマーク王立歌劇場「ドン・ジョヴァンニ」、バーゼル歌劇場「エレクトラ」、バイエルン州立歌劇場「アラベッラ」など。
ミニー:ステファニー・フリーデ
ニューヨーク市出身。ジュリアード音楽院、オーベリン音楽院に学び1993年ウィーン国立歌劇場「ラ・ボエーム」ミミでオペラ・デビュー。ベルリン国立歌劇場「蝶々夫人」タイトルロール、パリのオペラ・バスティーユ「ファウスト」マルグリート等でも大絶賛された。世界の主要歌劇場にて「トスカ」「西部の娘」タイトルロールなどで“傑出したイタリアオペラのリリック・ドラマティック・ソプラノ”と評されたほか、「ワルキューレ」ジークリンデ、「サロメ」タイトルロール、「ホフマン物語」ジュリエッタ等、積極的な活躍が注目を集めている。新国立劇場初登場。
ジャック・ランス:ルチオ・ガッロ
タラント生まれ。今、ヨーロッパのバリトンの中でも注目株。トリノのヴェルディ・コンセルヴァトリウム卒業。今までミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場、フィレンツェ・テアトロ・コムナーレ、ウィーン国立歌劇場、ロッシーニ・オペラフェスティバル、ザルツブルク音楽祭、ベルリン州立歌劇場、ザクセン州立歌劇場(ドレスデン・ゼンパーオペラ)などにも出演。レパートリーとしては、「マクベス」タイトルロール、「ドン・ジョヴァンニ」タイトルロール、レポレッロ、「ラ・ボエーム」マルチェッロ、「エウゲニ・オネーギン」タイトルロール、「トスカ」スカルピア、「ファルスタッフ」フォード、「オテロ」イアーゴなどがある。新国立劇場初登場。
ディック・ジョンソン:アティッラ・B.キッシュ
2004年「カヴァレリア・ルスティカーナ」に続いて、2回目の新国立劇場登場。ルーマニア生まれ。生地のディーナ音楽アカデミーで声楽のディプロマ取得。その後、ルクセンブルクの音楽院で更に研鑽を積む。「ルチア」エドガルド、「リゴレット」マントヴァ公爵、「ドン・カルロ」タイトルロール、「アイーダ」ラダメス、「トスカ」カヴァラドッシ、「ラ・ボエーム」ロドルフォ、「カルメン」ドン・ホセなどでヨーロッパ各地の歌劇場で好評を博している。