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『ラ・シルフィード』 |
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 森の妖精たちの舞う幻想的な世界
バレエ史上初のロマンティック・バレエ作品とされる『ラ・シルフィード』は、１８３２年にパリ・オペラ座で初演されました。主役を踊ったマラー・タリオーニは透明な白い衣裳を身にまとって華奢な爪先立ちのみで軽やかに宙に舞い、この世のものとも思われぬ夢の世界に観客を引き込みました。この舞台に感動したブルノンヴィルはぜひこの作品をデンマークへ持ちかえりたいと願いましたが、著作権を有するオペラ座の許可を得ることができず、新しい音楽と振付で１８３６年にデンマーク王立劇場で上演されることとなりました。これが、本家パリ版が廃された後もデンマークで大切に伝えられ、今日まで踊り継がれてきています。新国立劇場バレエは、このロマン主義時代の貴重な遺産とも云うべきブルノンヴィル版『ラ・シルフィード』で今シーズンを締めくくります。森の妖精シルフィードたちの舞う幻想的な世界を、緻密な考証により忠実に舞台化された美しいスコットランドの情景とともに、心ゆくまでご堪能ください。
手にした瞬間に失われる儚い愛の物語
スコットランドのある農村。その日、ジェームスとエフィは結婚することになっていました。なのにジェームスは朝から落ち着きがなく、エフィを困惑させます。実は森の妖精シルフィードが彼を恋してしまい、彼の周りで魅惑的な踊りをみせていたのです。結婚式の準備が進む中、占いの老婆マッジがやってきて、エフィを本当に愛しているのはジェームスではなく従弟のグエンだ、と告げます。ジェームスは怒ってマッジを追い出しますが、シルフィードの魅力に打ち勝てず、ついに彼女を追って式の間際に森へと去ってしまいます。ふわふわと漂うシルフィードを何としても手に入れたかったジェームスは、マッジから魔法のショールを貰い受けます。しかし、ジェームスがシルフィードにショールをかけると、マッジの呪いにたちまち羽根が落ち、彼女は死んでしまいました。遠くでエフィとグエンの婚礼の列が通りすぎ、全てを失ったジェームスは絶望のうちにひとり立ちすくむのでした。
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| ＜スタッフ＞ |
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| 作曲 |
：ヘルマン・ロヴェンショルド |
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振付 |
：オーギュスト・ブルノンヴィル |
| 振付指導 |
：ソレラ・エングルンド |
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舞台美術・衣裳 |
：ピーター・カザレット |
| 照明 |
：立田雄士 |
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| ＜キャスト＞ |
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| 6-7月 |
29日 |
30日 |
1日 |
2日 |
3日 |
| シルフィード |
酒井はな |
吉田都 |
酒井はな |
西山裕子 |
吉田都 |
| ジェームス |
小嶋直也 |
ヨハン・コッポ |
小嶋直也 |
森田健太郎 |
ヨハン・コッポ |
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| 『テーマとヴァリエーション』 |
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現代バレエの巨匠バランシンがチャイコフスキーの「組曲第３番」終楽章に振り付けた作品を、２０００年２月に引き続きお届けします。バランシンが若かりし頃に体験したロシア・バレエ全盛時代を彷彿とさせる豪華で美しいバレエをどうぞお楽しみください。 |
| ＜スタッフ＞ |
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| 音楽 |
：ピョートル・チャイコフスキー |
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振付 |
：ジョージ・バランシン |
| 演出・振付指導 |
：パトリシア・ニアリー |
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舞台美術 |
：牧野良三 |
| 衣裳 |
：大井昌子 |
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照明 |
：磯野睦 |
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| ＜キャスト＞ |
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| 29日 |
30日 |
1日 |
2日 |
3日 |
| 大畠律子 |
宮内真理子 |
高部尚子 |
宮内真理子 |
宮内真理子 |
| 山本隆之 |
小嶋直也 |
逸見智彦 |
小嶋直也 |
小嶋直也 |
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