R.Strauss:SALOME
【楽劇 全1幕】<原語上演/字幕付>
オペラ劇場 Opera house
原作
:オスカー・ワイルド
独語翻訳台本
:ヘドヴィッヒ・ラッハマン
作曲
:リヒャルト・シュトラウス
<スタッフ>
芸術監督
:五十嵐喜芳
公演プロデューサー
:栗林義信
指揮
:若杉弘
演出
:アウグスト・エヴァーディング
演出補 ・公演スーパーバイザー
:ヘルムート・レーベルガー
装置・衣裳
:イェルグ・ツィンマーマン
照明
:ヨハン・ダルヒンガー
舞台監督
:大澤裕
副指揮
:三澤洋史/大島義彰/城谷正博/森口真司
管弦楽
:新星日本交響楽団
主催
:新国立劇場/二期会オペラ振興会
<キャスト>
出演日一覧
11日(火)
13日(木)
14日(金)
16日(日)
17日(月)
サロメ
シンシア・マークリス
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緑川まり
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ヘロデ
ヨーゼフ・ホプファーヴィーザー
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田口興輔
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ヘロディアス
ネリー・ボシュコワ
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小山由美
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ヨハナーン
福島明也
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小森輝彦
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ナラボート
成田勝美
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井ノ上了吏
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ヘロディアスの小姓
小畑朱実
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杉野麻美
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<公演日程>
2000年4月
11日(火)19:00
13日(木)19:00
14日(金)19:00
16日(日)15:00
17日(月)19:00
<前売り開始日>
1999年12月18日(土)10:00〜
<チケット料金>
S席:18,900円
C席:9,450円
A席:15,750円
D席:6,300円
B席:12,600円
E席:3,150円
背徳と官能の世界をドラマティックに描くR.シュトラウスの野心作
そのスキャンダラスな内容から1905年の初演時に一大センセーションを巻き起こし、各地で上演禁止の措置がとられた「サロメ」。大編成のオーケストラを駆使した色彩感豊かな管弦楽曲で経験を積んだR.シュトラウスが、オペラの歴史に新たな領域を切り開くべく意欲的に取り組んだ作品です。物議をかもした「七つのヴェールの踊り」などのショー的な要素はほんの一部にすぎず、全1幕の凝縮されたステージには濃密かつエキサイティングな音楽が充満しています。故アウグスト・エヴァーディング(1928〜1999)による完成度の高い演出と、バイエルン国立劇場の装置と衣裳をそのまま使用した耽美的な舞台にもご期待ください。
<あらすじ>
紀元30年頃のイェルサレム、領主ヘロデの宮殿。けだるい雰囲気の漂う夏の夜、領主の寵愛を一身に受けているサロメは、古井戸に幽閉されている予言者ヨハナーンに関心を持ち、衛兵隊長のナラボートに命じて古井戸から引き出させる。サロメの誘惑に対しヨハナーンは相手にせず、逆に呪いの言葉を投げかけて井戸の中に戻ってしまう。ヘロデから何でも望みのままに褒美を与えるからと舞をせがまれたサロメは、七つのヴェールを身にまとい妖艶な踊りを披露する。褒美として「銀の盆に乗せたヨハナーンの首」を所望し、血の滴る生首を手に入れ恍惚とした表情を浮かべる。目を覆うような光景に耐えかねたヘロデが「あの女を殺せ」と命じると、兵士たちはサロメを取り囲み殺害してしまう。