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フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテル (全3幕 原語上演/字幕付および日本語上演)
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原 作:グリム兄弟
台 本:アーデルハイト・ヴェッテ
作 曲:エンゲルベルト・フンパーディンク
公 演 監 督:高橋大海
指 揮:佐藤功太郎
演 出:西澤敬一
美 術:堀尾幸男
衣 裳:倉岡智一
照 明:服部基
舞 台 監 督:大仁田雅彦
演 出 助 手:古川真紀・平良静香
副 指 揮:城谷正博・藤本潤・大井剛史
公演監督補佐 :伊藤叔
合 唱 :新国立劇場合唱団/世田谷ジュニア合唱団
管 弦 楽:東京フィルハーモニー交響楽団
芸 術 監 督:畑中良輔
主 催:新国立劇場/二期会オペラ振興会
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1998年11月27日(金)19:00(原語)
29日(日)15:00(原語)
12月 2日(水)貸 切(原語)
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11月28日(土)15:00(日本語)
12月 1日(火)18:30(日本語)
全5回公演
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S席:15,750円
A席:13,650円
B席:10,500円
C席: 7,350円
D席: 5,250円
E席: 3,150円
前売開始 :1998年9月12日(土)10:00〜
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<配役> |
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11/27,29,12/2 (原語上演) |
11/28,12/1 (日本語上演) |
グレーテル |
西野薫 |
名古屋木実 |
ヘンゼル |
白土理香 |
菅有実子 |
ペーター |
青戸知 |
小川裕二 |
ゲルトルート |
小畑朱実 |
坂本朱 |
魔女 |
串田淑子 |
上泉りく子 |
眠りの精 |
曽我榮子 |
中澤桂 |
露の精 |
澤畑恵美 |
足立さつき |
あらすじ
ドイツの深い森に、貧しい箒作りの職人の夫婦ペーターとゲルトルート、二人の子供のヘンゼルとグレーテルが住んでいました。ある日、母親の言いつけで森へ野いちご摘みに出かけたヘンゼルとグレーテルは、森の奥へ奥へと進んで行き、とうとう道に迷ってしまいます。歩き疲れて眠ってしまった二人は、14人の天使が現れる夢を見ました。
次の朝、森の中をさまよい歩いているうちに、二人は美味しそうなお菓子の家をみつけます。しかし、そこは、子供を食べてしまう恐ろしい魔女の家だったのです。お菓子の家を食べている二人をみつけた魔女は、ヘンゼルを檻に閉じこめ、グレーテルには食事の準備をさせます。ヘンゼルに美味しいものを食べさせ、太ったところで食べてしまおうとしているのです。しかし、賢いグレーテルは、パンの焼き方がわからないから教えてほしいと竈の火の具合を魔女に覗かせ、彼女を竈に押し込めてしまいます。すると、魔法でお菓子に変えられていた子供たちももとの姿に戻り、グレーテルがふれると動けるようになりました。魔女は、竈の中で大きなパンになっています。
ヘンゼルとグレーテル、二人を探しに来た両親、そして子供たちは、魔女をやっつけたことを喜び、神様に感謝の歌を歌います。
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クリスマスになると世界中で上演されるオペラ『ヘンゼルとグレーテル』。新国立劇場からのクリスマス・プレゼントです。
このオペラは、フンパーディンクが、グリムの童話を、妹ヴェッテの子供たちのために家庭劇にしたのがはじまりです。そして、彼女の台本をもとに本格的なオペラとして作曲しなおし、1893年12月23日、R.シュトラウス指揮によりワイマール宮廷劇場にて初演されました。このオペラの成功により、フンパーディンクの名声は揺るぎないものとなり、以来、『ヘンゼルとグレーテル』は、世界中で愛され、クリスマスの時期に上演され続けています。フンパーディンクは、ワーグナーがドイツの神話をオペラにした手法を巧みに取り入れながら、誰でも知っている童話を、おとなも子供も楽しめる美しく楽しいオペラにしました。ヘンゼルとグレーテルが歌う《いっしょに歌いましょう》の楽しいメロディ、眠りの精の美しいアリア《夜が優しくしのびよると》、14人の天使が舞い降りてくる夜の場面など、ファンタジックな世界が広がります。『ヘンゼルとグレーテル』は、後にフンパーディンクの婚約者へプレゼントとなりますが、その経緯は、作品にも反映されており、神への祈りと感謝に包まれた、美しいオペラとなっております。
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