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「マクベス」稽古場ニュース
タイトルロール カルロス・アルヴァレスへのショートインタビュー

オペラ「マクベス」の稽古が2005年1月10日より開始され、指揮者・リッカルド・フリッツァによる全体音楽稽古を行った後、立ち稽古が開始されました。
初日稽古よりカルロス・アルヴァレスは見事な美声を響かせ、初共演となる指揮者やマクベス夫人役のゲオルギーナ・ルカーチと共に綿密なアンサンブルの稽古を行いました。

以下は、稽古の合間に行ったカルロス・アルヴァレス氏へのショートインタビューの内容です。

Q. 2年ぶりの来日となりますが、現在の心境をお聞かせください。
A. 日本での公演をとても楽しみにして来日しました。日本人はとても情熱的で、劇場側もオペラに情熱を捧げてくれています。そのような環境の中で、聴衆の皆様に素晴らしい公演が出来ること確信しております。


Q. 日本にはカルロス・アルヴァレス氏の来日を非常に楽しみにしている聴衆がおります。
A. 過去に2回(1992年・2002年)来日しておりますが、この度は日本で初めてヴェルディ作品の演奏です。今までとは違った「新しい私の姿」を是非楽しみにしてください。


Q. ヴェルディ作品に関しての印象をお聴かせください。
A. ヴェルディ作品、特にこの「マクベス」に関しては、近年最も得意な演目です。この度の新国立劇場の公演で5回目の新演出の<マクベス>出演となります。私はバリトンに関してこのような素晴らしい<ロール>を与えてくださった事に関してヴェルディに大変感謝しています!

Q. 今回、マクベス夫人を演じるゲオルギーナ・ルカーチ氏に関しては如何ですか?
A. 彼女とは、この新国立劇場で初めてお会いしました。初対面の後にすぐに音楽稽古がありました。その時の感触としては、非常に<強い声のソプラノ>でまさにマクベス夫人を演ずるにふさわしいソプラノだと思いました。

Q. 指揮者のリッカルド・フリッツァ氏に関しては如何でしょう?
A. 彼とは個人的に知人でありまして、私がバルセロナで演奏している時にも観劇に来てくれました。実は、彼ともこのオペラが初めて一緒に演奏するオペラになります。彼はとても素晴らしい指揮者です。非常にエネルギッシュにこのマクベスを指揮すると確信しています。特に彼は<ヴェルディの中に潜んでいる情熱>を引き出すパワーを持っています。彼との共演によって日本の皆様に<新たなマクベス>をお聴かせできると思います。

Q. 野田秀樹氏の演出に関しては如何ですか?
A. 昨日の音楽稽古の後にビデオを観て、演出助手よりレクチャーを受けました。
野田氏の演出は非常に深くマクベスを読み取っていらっしゃいます。ビデオを見ていると、まるで自分が「マクベス自身の思考回路の中」にいるように錯覚しました。それは、演出家が<マクベス自身の目>になりきっていることの現れだと思います。非常に素晴らしいです。

Q. 最後に、日本のファンにコメントを御願いいたします。
A. 私の<日本で初めて演じるマクベス>を是非楽しみにしていただきたいと思います。<マクベスは様々な可能性を持ったロール>です。演じる側にもそれだけ魅力があります。是非、私のマクベスを楽しみにしてください。

 


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