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    | NAMIDA NO TANI , GINGA 
      NO OKA 中劇場 PLAYHOUSE
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    | <スタッフ> |   
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          | 作 | :松田正隆 |   
          | 演出 | :栗山民也 |   
          | 美術 | :堀尾幸男 |   
          | 照明 | :勝柴次朗 |   
          | 音楽 | :久米大作 |   
          | 音響 | :山本浩一 |   
          | 衣裳 | :前田文子 |  
          | ヘアメイク | :林裕子 |  
          | 方言指導 | :大竹周作 |   
          | 演出助手 | :伊藤和美 |   
          | 舞台監督 | :津田光正 |   
          | 芸術監督 | :栗山民也 |   
          | 主催 | :新国立劇場 |  |  
 
   
    | <キャスト> |   
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          | 南果歩 |  | 梅沢昌代 |  | 中田喜子 |  | 長山藍子 |  |  |  
          | 山路和弘 |  | 塩野谷正幸 |  | 白鳥哲 |  | 蟹江一平 |  | 高橋長英 |  
          | 西尾まり |  | 占部房子 |  | 山中麻由 |  | 鳥井紀彦 |  | 黒木里美 |  
          | 武岡淳一 |  | 原陽三 |  | 石川恵彩 |  | 広戸聡 |  | 大竹周作 |  
          | 三谷侑未 |  | 深尾眞理 |  | 高安美子 |  | 沓名紀孔代 |  | 木島多美子 |  
          | 清原達之 |  | 青木要 |  | 小原和彦 |  | 田中恭兵 |  |  |  
          | 伽藍琳 |  | 尹嬉淑 |  | 中川奈緒子 |  | 中村紘子 |  |  |  
          | 小此木優也 |  | 伊藤拓也 |  | 溝呂木萌 |  | 安斎彩香 |  |  |  
        
          | 演奏= | 高良久美子(ビブラフォーン) |  | 徳高真奈美(ヴィオラ) |  |  
 
   
    | <公演日程> |   
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        開場は開演の60分前です。 
          | 2003年5月 | 13日 (火)
 | 14日 (水)
 | 15日 (木)
 | 16日 (金)
 | 17日 (土)
 | 18日 (日)
 | 19日 (月)
 | 20日 (火)
 | 21日 (水)
 | 22日 (木)
 | 23日 (金)
 | 24日 (土)
 | 25日 (日)
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          | ●1:00 ○2:00
 |  |  |  |  | ● | ● | 休 演
 | ○ | ○ |  |  | ● | ● |   
          | ○6:30 | ○ | ○ | ○ | ○ |  |  |  |  | ○ | ○ |  |  |  |  
 
   
    | <前売り開始日> |   
    |  | 2003年3月15日(日)10:00〜 |  
 
   
    | <チケット料金> |   
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          | 席種 | S席 | A席 | B席 |   
          | 料金 | 6,300円 | 5,250円 | 3,150円 |  |   |  
 
   
    
|   故郷である長崎を舞台にした作品を次々に送り出し、常に高い評価を得ている若手劇作家・松田正隆。何気ない乾いた会話のなかにその地に生きる人々の心象風景をさざ波のように浮かび上がらせる作風は、「時代と記憶」をテーマに書き下ろした『母たちの国へ』(2001年)でも鮮やかな印象を残しました。信仰の地であり、海を隔てて大陸につながる地、そして原爆で廃墟となった後に復興を遂げた街、長崎。その歴史的事実を現代につなげる追求をしてきた彼が、集大成というべき大作ドラマを書き下ろします。昭和二十年冬、焼け野原となった長崎、浦上。乳呑み児の弟を抱えた四姉妹が、朝鮮から着の身着のままで引き揚げてくる。敗戦から高度成長期、そして現代と、時代の流れに翻弄され、変化への熱望と失望を繰り返しながら、五人の姉弟、そして彼らの周囲に去来する人々は、いかに人生を切り開いてゆくのか・・・・・・。激動の六十年間、時に運命に流され、時に運命に抗おうとし、生き方を探り続けた姉弟の軌跡を軸に、戦後日本の歩みが新たな視点から見つめ直されます。
 中劇場という大きな空間での劇世界の構想−群衆のドラマ、長い時間軸と、松田作品としては今までにないダイナミックな境地への試みは、企画以来作者と共に歩んできた芸術監督の栗山民也が自ら演出にあたります。戯曲に書かれた言葉の本質を捉えると同時に、行間に潜むものを、美術や音楽の融合した美しい空間世界として構築してきた栗山演出。人間ドラマの底に通奏低音のように流れる作者特有の精神世界と対面したとき、どういった演劇空間が誕生するのか、興味が昂ります。四姉妹役をはじめ、舞台や映像で活躍する出演者陣は、今回の作者、演出家にも強い影響を与えてきた実力者です。「時代」というテーマを問い続けてきた新国立劇場の中劇場公演にふさわしい、私たちの「戦争と平和」を描いたドラマの誕生に、どうぞ熱い期待をもってお立ち会いください。
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