ヴェルディ:「ナブッコ」(全4幕 原語上演/字幕付)

 



芸術監督:畑中良輔    
公演監督:五十嵐喜芳    
指揮  :アントン・グァダーニョ   
演出  :アントネッロ・マダウ=ディアツ

合唱  :新国立劇場合唱団/藤原歌劇団合唱部  
管弦楽 :新星日本交響楽団    
合唱指揮:及川貢  
美術  :ベルナルド・トゥランパー   
衣裳  :ジェルマン・ドゥラゲッティ  
照明  :奥畑康夫
舞台監督:田原進   
副指揮 :福森湘/佐藤宏
演出助手:田口道子

1998年6月18日(木)18:30
21日(日)15:00
24日(水)19:00
 
   20日(土)15:00
   23日(火)18:30
   25日(木)18:30
    <6回公演>

S席;21,000円
A席;17,850円
B席;13,650円
C席;10,500円
D席; 6,300円
E席; 3,150円


     
 <配役>
  18日(木) 20日(土) 21日(日) 23日(火) 24日(水) 25日(木)
[ナブッコ] P.ガヴァネッリ P.ガヴァネッリ 直野 資 P.ガヴァネッリ 直野 資 P.ガヴァネッリ
[ザッカーリア] P.ブルチュラーゼ B.ジャイオッティ P.ブルチュラーゼ P.ブルチュラーゼ B.ジャイオッティ P.ブルチュラーゼ
[アビガイッレ] L.フラニガン 下原千恵子 L.フラニガン L.フラニガン 下原千恵子 L.フラニガン
[イズマエーレ] 市原多朗 市原多朗 田口興輔 市原多朗 田口興輔 市原多朗
[フェネーナ] 森山京子 永田直美 森山京子 永田直美 森山京子 永田直美
[アンナ] 竹村佳子 山舘昌代 竹村佳子 山舘昌代 竹村佳子 山舘昌代
[アブダッロ] 田代 誠 市川和彦 田代 誠 市川和彦 田代 誠 市川和彦
[ベルの祭司長] 三浦克次 山田祥雄 三浦克次 山田祥雄 三浦克次 山田祥雄

あらすじ
 紀元前6世紀、バビロニア王ナブッコ(ネブガドネザル2世)には、アビガイッレとフェネーナの 2人の娘がいた。アビガイッレは実はナブッコが奴隷に生ませた子供であり、実の娘フェネーナは敵 対するエルサレム王国の人質になっている。エルサレムではバビロニアの侵攻を目前に、ユダヤ人が 騒然となっていた。そこへ大祭司ザッカーリアがフェネーナの手を引き出てくる。敵の王の娘が手中 にある上は心配いらないと民衆をなだめる。しかし、エルサレム王の甥イズマエーレはフェネーナを 愛していた。やがて、アビガイッレが兵士を従えて神殿に突入してくる。イズマエーレに想いを寄せ ていたアビガイッレは自分を愛するのなら、助けようと言うが、イズマエーレに拒否される。そこへ ナブッコが登場し、神を侮辱する。怒ったザッカーリアはフェネーナに短剣を突きつけるが、イズマ エーレに剣を奪われる。ナブッコは神殿に火を放ち、ユダヤ人たちを捕虜としてバビロンに連行する。 戦勝におごったナブッコは自らを王でなく神だと宣言したため、天罰が下り精神錯乱の状態となる。 一方、自分が奴隷の子であることを知ったアビガイッレは、イズマエーレとフェネーナが愛し合って いることに憎悪の念を燃やし、ナブッコを欺いて改宗したフェネーナとユダヤ人の処刑に署名させる。 そして王を監禁し自分が王の座に就こうと企てる。まさにフェネーナたちが処刑される寸前に正気に 戻ったナブッコはエホバの許しを祈り、フェネーナを救出。偶像を破壊しユダヤ人の解放を命じる。

古代バビロニアとエルサレムを舞台にした壮大なドラマ
 「ナブッコ」は26曲のオペラを作曲したヴェルディの3作目のオペラです。聖書と「バビロン幽 囚」の史実を題材にとったこの作品によって、ヴェルディは作曲家として初めて大成功を収めました。 この作品は、全曲に若々しい情熱がみなぎり、第1幕冒頭から合唱の力をいかんなく発揮させます。 当時オーストリアの支配下にあったイタリアは独立運動の気運の中にありました。そうした背景から 人々に熱烈に支持されたようです。特に第3幕で、ヘブライ人たちが望郷の念と祖国への憧れを歌い 上げる「行け、思いよ、金色の翼に乗って」は、今日でも第2のイタリア国家と呼ばれ、親しまれて います。古代バビロニアとエルサレムを舞台にした壮大なドラマ「ナブッコ」。新国立劇場の巨大な ステージで堪能して下さい。




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