|
芸術監督:畑中良輔
指 揮:菊池彦典
演 出:栗山昌良
合 唱:新国立劇場合唱団
管 弦 楽:新星日本交響楽団
合唱指揮:及川 貢
装 置:堀尾幸男
衣 裳:岸井克己
照 明:室伏生大
舞台監督:小栗哲家
副 指 揮:佐藤 宏
演出助手:十川稔/飯塚励生
|
1998年 4月 8日(水)18:30
10日(金)19:00
11日(土)15:00
|
12日(日)15:00
14日(火)18:30
15日(水)18:30
|
S席;18,900 円
A席;15,750 円
B席;12,600 円
C席; 9,450 円
D席; 6,300 円
E席; 3,150 円
|
<配役> |
(8・11・14日) |
(10・12・15日) |
[蝶々夫人] |
林 康子 |
松本美和子 |
[ピンカートン] |
アルフレード・ポルティーヤ |
アレクセイ・レプチンスキー |
[シャープレス] |
デヴィット・オカーランド |
直野 資 |
[スズキ] |
郡 愛子 |
永井和子 |
[ゴロー] |
松浦 健 |
市川和彦 |
[神宮] |
小川裕二 |
松尾健市 |
[ボンゾ] |
島村武男 |
谷 茂樹 |
[ヤマドリ] |
山田祥雄 |
三浦克次 |
[ケート] |
永田直美 |
遠藤久美子 |
あらすじ
明治時代の長崎。アメリカの海軍中尉ピンカートンは、乗艦のエイブラハム・
リンカ ーン号が長崎に寄港した機会に、結婚仲介業のゴローの口ききで芸者だった蝶々さんを 身請け
する。ピンカートンとアメリカの領事シャープレスが待つ家に花嫁姿の蝶々さんが登場。彼女は15歳
である。蝶々さんは裕福な家の出であったが、没落して芸者になった身の上を語る。結婚式が済んだ後、
2人だけの甘い二重唱を歌う。
3年がたち、蝶々さんは一人息子を育てながら、本国に帰った夫の帰りを待っている。女中のスズキ
は、そんな蝶々さんの一途な愛を知り心を痛める。残りの生活費も底をつく毎日。それを知ったゴロー
は、新しい旦那に金持ちのヤマドリ公を紹介しようとする が蝶々さんに追い返される。そんな時、遠
くから大砲が聞こえ、エイブラハム・リンカーン号が港に入ってくる。
蝶々さんは喜び、部屋に花をまいてピンカートンを待つ。翌日、ピンカートンが姿を現すが、アメリ
カ人の妻を連れていた。それを見たスズキは蝶々さんが3年間ピンカート ンを待ち続けていたことを
語り、後悔したピンカートンは別れのアリアを歌ってその場 を立ち去る。蝶々さんが現れ、彼の妻を
見てすべてを悟る。 |
|
プッチーニ不朽の名作「蝶々夫人」
新国立劇場98−99シーズンの幕開けはプッチーニの名作「蝶々夫人」です。日本 が舞台になっていることからも、この作品は日本人にとってもっとも親しまれているオペラのひとつと言えるでしょう。音楽の中にも、「君が代」「さくらさくら」「越後獅子」「お江戸
日本橋」などの旋律が取り入れられています。プッチーニはロンドンで見たベ ラスコの芝居「蝶々夫人」を観てオペラ化を決意しましたが、1904年に初演された 時は大失敗に終わってしまいました。
プッチーニは初演の翌日スコアを引っ込めたといいます。その後改作を重ね、今日では4つ目の版が主に上演されています。第一幕の蝶 々さんとピンカートンの「愛の二重唱」、第二幕の蝶々さんのア
リア「ある晴れた日に」ハミングコーラスなどイタリアオペラの醍醐味を満喫できる作品として、人気の高い「蝶 々夫人」。日本を舞台にしたプッチーニの不朽の名作を日本初のオペラハウスで堪能して下さい。
|
|