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DAS RHEINGOLD
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」序夜 全1幕(原語上演/字幕付) オペラ劇場 OPERA HOUSE
特別協賛:POLA
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<スタッフ> |
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台本・作曲 |
:リヒャルト・ワーグナー |
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芸術監督
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:五十嵐喜芳 |
指揮 |
:準・メルクル |
演出 |
:キース・ウォーナー |
装置・衣裳 |
:デヴィッド・フィールディング |
照明 |
:ヴォルフガング・ゲッベル |
アドヴァイザー |
:ヴォルフガング・ワーグナー |
プロダクション・マネージャー |
:ジョナサン・バートレット |
衣裳スーパーバイザー |
:イヴォンヌ・ミルンズ |
舞台監督 |
:大仁田雅彦 |
副指揮 |
:ライオネル・フレンド/三澤洋史/城谷正博 |
演出助手 |
:マティアス・フォン・シュテークマン/澤田康子/エマ・ウォーナー |
管弦楽 |
:東京フィルハーモニー交響楽団 |
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主催 |
:新国立劇場 |
共催 |
:オペラ団体協議会 |
協力 |
:日本ワーグナー協会 |
特別協賛 |
:株式会社ポーラ化粧品本舗 |
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<キャスト> |
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2001年3-4月 |
30日(金)
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1日(日) |
3日(火) |
4日(水) |
6日(金) |
8日(日) |
ヴォータン |
アラン・タイトス |
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ハリー・ピータース |
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ドンナー |
青戸知 |
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大島幾雄 |
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フロー |
永田峰雄 |
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水口聡 |
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ローゲ |
ヴォルフガング
・ミュッラー=ローレンツ |
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星洋二 |
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ファゾルト |
ハンス・チャマー |
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長谷川顯 |
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ファフナー |
フィリップ・カン |
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佐藤泰弘 |
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アルベリヒ |
オスカー・ヒッレブラント |
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島村武男 |
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ミーメ |
ゲルハルト・ジーゲル |
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松浦健 |
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フリッカ |
小山由美 |
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藤村実穂子 |
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フライア |
田中三佐代 |
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岩井理花 |
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エルダ |
ビルギット・レンメルト |
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黒木香保里 |
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ヴォークリンデ |
クラウディア・バラインスキー |
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森野由み |
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ヴェルグンデ |
蔵野蘭子 |
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白土理香 |
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フロスヒルデ |
大林智子 |
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菅有実子 |
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<公演日程> |
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2001年3-4月 |
30日(金)
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1日(日) |
3日(火) |
4日(水) |
6日(金) |
8日(日) |
15:00開演 |
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19:00開演 |
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開場は開演の60分前です。 |
<前売り開始日> |
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2000年11月25日(土)10:00〜 |
<チケット料金> |
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席種 |
S席 |
A席 |
B席 |
C席 |
D席 |
E席 |
料金 |
23,100円 |
18,900円 |
14,700円 |
11,550円 |
7,350円 |
4,200円 |
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神々の終焉をドラマティックに描く、ワーグナーの最高傑作。新国立劇場で待望の初上演!
「ニーベルングの指環」全体の流れ
序夜「ラインの黄金」ライン河の底で娘たちが護る黄金をニーベルング族のアルベリヒが奪い、指環を作る。一方、主神ヴォータンは巨人兄弟に城を作らせ、報酬に青春の女神フライアを要求される。火の神ローゲの知恵で、代わりにアルベリヒの黄金を強奪して与えることに。財宝と指環を得た兄弟はアルベリヒの呪いがたたり、弟が兄を殺してしまう。ローゲは神々の没落を予感する。第1夜「ワルキューレ」ヴォータンは人間界の女性との間に双生児の兄妹をもうける。妹ジークリンデはフンディングの妻となるが、再会した兄ジークムントと愛し合う。二人は駈け落ちをするが、フンディングに追いつめられ、二人の男は決闘となる。決闘を知ったヴォータンは息子に霊剣で勝たせようとして、妻フリッカに反対され、彼を敗北させよと娘ブリュンヒルデに命じる。しかし娘が命に背いて加担したため、ヴォータンはジークムントの霊剣を取り上げ、フンディングに彼を殺害させる。
ヴォータンは娘を罰するため岩山に眠らせ、勇気ある者だけが救えるよう炎で囲む。ジークリンデは兄との子ジークフリートを生んで命果てる。第2夜「ジークフリート」ジークフリートはアルベリヒの弟ミーメによって育てられ、強い若者に成長する。一方、巨人兄弟の弟ファフナーは大蛇に姿を変えて財宝を護っている。ミーメはジークフリートに大蛇を倒させ、財宝を奪う魂胆だ。ジークフリートはむかし決闘で砕かれた霊剣を直し、大蛇を退治する。さらに毒を盛ろうとしていたミーメを斬り倒し、小鳥に導かれてブリュンヒルデの眠る岩山へと向かう。途中ヴォータンに会うが、霊剣で彼の槍を折り、先に突き進む。そして炎を越え、ブリュンヒルデを目覚めさせる。第3夜「神々の黄昏」妻ブリュンヒルデを残し、ジークフリートは、旅に出る。旅先の館でアルベリヒの息子ハーゲンと異父弟グンダーに魔酒を飲まされたジークフリートは、妻を忘れてグンダーの妹グートルーネと結婚してしまう。さらに策略にはまり、グンターとブリュンヒルデの結婚を手助けする。復讐を誓うブリュンヒルデ。しかしジークフリートがハーゲンに殺されてすべてを知り、ラインの娘たちに指輪を返したのち命を絶つ。やがて神々の世界は消滅する。
「ラインの黄金」のあらすじ
ラインの河底で遊ぶ3人の娘たち。ニーベルング族の醜い矮人アルベリヒは娘たちに言い寄ろうとしている時、偶然にも黄金を発見する。黄金を護る娘たちは不用意にも、黄金で作った指環の持主には無限の権力が与えられること、ただし愛の力を断念した者だけが指環を作ることができることを教えてしまう。この秘密を知ったアルベリヒは、愛を呪い、黄金を奪って逃げてしまう。一方、ライン河畔の山上では神々の長ヴォータンが、巨人族の兄弟ファゾルトとファフナーに作らせたヴァルハル城の完成を喜んでいる。兄弟への報酬に、青春の女神フライアを与える契約だ。しかしフライアはヴォータンの妻フリッカの妹。フリッカは妹が契約の対象になっているのが面白くないし、ヴォータンもフライアを渡す気などなく、狡猾な火の神ローゲに一計を案じてもらうつもりだ。ローゲのの企て通り、巨人兄弟はラインの黄金の話を聞くと、フライアの代わりに黄金を要求。自分も黄金が欲しくなったヴォータンが拒むと、巨人兄弟はフライアを人質に連れ去ってしまう。フリッカの願いもあり、ヴォータンとローゲは黄金の強奪へと出発する。地底の国ニーベルハイムでは、アルベリヒがニーベルング族の暴君となっていた。弟ミーメに隠れ頭巾を作らせると、すぐにそれをかぶって姿を消し、周囲の者を思うままにいたぶっている。ミーメから事情を聞き出すヴォータンとローゲ。狡猾なローゲにおだてられたアルベリヒは、隠れ頭巾を使ってヒキガエルに変身し、いとも簡単に捕えられる。山上に戻ったヴォータンは、アルベリヒの身代金として財宝を運ばせ、強引に指環までも奪い取ってしまう。絶望したアルベリヒは指輪に呪いをかけ、去って行く。巨人兄弟はフライアの身代金にフライアの背丈分の財宝を求め、不足分として隠れ頭巾と指環をも要求する。ヴォータンが拒んでいると、智の女神エルダが現れて、神々の黄昏が近いことを伝え、指環を手放すよう警告する。決心したヴォータンは指環を手放し、ようやくフライアは自由の身に。指環まで手に入れた兄弟は財宝の取り分をめぐって争い始め、ファフナーはファゾルトを殺してしまう。やがてヴォータンは神々とともに虹の橋を渡り、ヴァルハル城へ。しかしローゲは神々の没落が近いのを感じ、行く末を案じるのだった。
楽劇の道しるべ ライトモティーフ
ワーグナーはこの壮大な楽劇に一貫性を持たせるため、音楽にライトモティーフ(示導動機)という技法を用いた。これはドラマの展開をよりスムーズに聴き手に伝えられるよう、登場人物や動物、自然などに特定のメロディを充てて表現するもの。ライトモティーフに名をつけ、譜例リストを作ったのはワーグナー本人ではないので、選者によって数は異なるが、「ニーベルングの指環」についてはおよそ100種といわれている。また、彼ほどこの技法を効果的に使った作曲家はいないだろう。例えば「ラインの黄金」での前奏曲中の“原始状態の動機”や“自然の生成の動機”では、聴き手は生成前の混沌とした世界を経てかすかに光がさし込んでくる気配を感じながら、第1幕のライン河の底へとイメージをふくらませていくことができる。観客をドラマの全体的理解へと導くライトモティーフ。その集大成が「ニーベルングの指環」である。
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