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母たちの国へ
HAHATACHI NO KUNIE
小劇場 THE PIT

<スタッフ>
 
:松田正隆   演出 :西川信廣      
美術 :奥村泰彦   照明 :山口暁   音楽 :上田亨
音響 :望月勲   衣裳 :前田文子   方言指導 :福田信昭
演出助手 :道場禎一   舞台監督 :伊達一成      
芸術監督 :栗山民也   主催 :新国立劇場      

<キャスト>
 
岡本健一   南果歩   小川範子
福井貴一   谷川昭一朗   岸槌隆至

<公演日程>
 
1月 10
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●1:00
○2:00
               
●6:00
○7:00
           
15日(月)・22日(月)は休演です。
開場は開演の45分前です。

<前売り開始日>
  2000年11月12日(日)10:00〜

<チケット料金>
  @チケットぴあ
席種 A席 B席
料金 5,250円 3,150円

母たちの国へのチラシ紀末から新たな世紀へ
小劇場新作連続上演vol.2

憶の畑をたがやそう
時からこぼれ落ちる一瞬、の、光景集(井上ひさし)

崎、2000年夏、家族のアルバム。

「時代と記憶」をテーマに新作を連続上演するシリーズ、第二弾は、松田正隆の書き下ろし作品が登場します。「坂の上の家」(第1回OMS戯曲賞大賞)や「海と日傘」(第4 0回岸田國士戯曲賞)、「月の岬」(第5回読売演劇大賞最優秀作品賞)、「夏の砂の上」(第50回読売文学賞戯曲・シナリオ賞)をはじめ、上演作品が常に高い評価を得ている松田正隆。21世紀の演劇界をになっていく作家の一人として注目されています。今回は長年温めてきた題材に満を持して取り組んだ作品です。舞台は現代の長崎。そこで暮らす若い夫婦と、夫の兄、妻の姉が紡いでいくひと夏の物語です。この、過去・現在・未来にとらわれて生きている家族の姿が、日本の20世紀において重要な意味を持つ「長崎」を舞台に描かれます。新世紀を迎える今、人間の生き方を静かに繊細に問いかけます。日常生活を描きながら、何気ない会話の間から感情の揺らめきや想いが静かに醸し出されてくる、味わい深い作品。まさに劇場空間を共有してこそ楽しめる、演劇ならではの醍醐味を満喫させてくれることでしょう。演出にあたるのは、スケール感のある舞台創りに定評のある西川信廣。新国立劇場では「野望と夏草」に続いての登場です。また、岡本健一、南果歩、小川範子、福井貴一ら、映像から舞台まで幅広い活躍をしている、人気、実力とも充分の出演者がそろいました。新世紀の開幕を飾るにふさわしい舞台となることでしょう。

のがたり
現代、2000年の長崎。夏。坂の上の高台に一軒の家がある。そこに暮らすのは健次と直子の若い夫婦と直子の姉・恵子。そこに多額の借金を抱えた健次の兄・幸一が居候するようになる。恵子は結婚に踏み切れずにいるが、教育委員会に勤める誠実な村山をみんなに紹介する。彼女はかつて、健次の同僚・西沢とも交際していたらしい。一方、幸一は別れて暮らしていた妻と息子に再会しようと出かけていく…。健次と直子は恵子と幸一に惑わされながら、それぞれの想いを抱きつつ、この夏が過ぎようとしている。


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