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2008/2009シーズン舞踊 (芸術監督からのメッセージ)
 
2008/2009シーズンに、新国立劇場は開場11年目を迎えます。この間、舞踊部門は国際的に比肩しうる高水準のレパートリーと現代に対応したダイナミックな創造力をもつ劇場となるよう全力を傾けてまいりましたが、劇場をご支援してくださる皆様の声援が年を重ねるごとに強くなってきたと本当に心強く感じております。

 新国立劇場バレエは、過去10年間に、古典バレエや現代創作作品を計画的に上演して、全幕バレエ18作品と中篇バレエ20作品の合計38作品、国別では露、英、米、仏、蘭、デンマーク、スペイン、日本という8カ国のバレエをレパートリー化しています。様々な演目をもつことで、観客の方々からの幅広い要望にお応えする充実したプログラムを組むことができるようになりました。この数年は、新国立劇場ならではの“クールな現代性をもったエレガントな舞台創り”で、ここでしか味わっていただけない高いレベルの公演をめざしています。本シーズンは、10年の区切りをつけたバレエ団が新たな折り返し点を迎えるに相応しい試みとして、D.ビントレー振付による世界初演『アラジン』の新制作から始まります。自身の名作『カルミナ・ブラーナ』を携えて2005年に新国立劇場に登場したビントレー氏が、この度は新国立劇場のために創るオリジナル舞台です。また、09年3月には、バレエの醍醐味を堪能していただくためにセレクトした傑作集『Ballet the Chic ―バランシン/サープ/ドゥアト―』で新国立劇場にトワイラ・サープ作品が初登場します。このほか、『シンデレラ』『ライモンダ』『白鳥の湖』『コッペリア』の再演にも磨きをかけて、いずれの作品も日本人ならではのスタイリッシュできめ細かな感性を生かし、世界水準の舞台をご披露できればと、決意を新たにしております。

 コンテンポラリーダンスでは、「音楽と出会う」を年間テーマとして、舞踊と音楽が様々に対峙するプログラムを組みました。トップを飾るのは『DANCE EXEBITION 2008 ―Dance meets Music―』、変化に富んだダンススタイルが登場するAプロ、Bプロを予定します。次に、若手ながら日本と世界が注目する金森穣氏がコンテンポラリーダンス部門に初登場、りゅーとぴあ新潟市民芸術劇場文化会館との共同制作作品が小劇場に描かれます。また、これまでの10年間に登場した振付家の中でも人気・実力ともに再来の声が高かった木佐貫邦子、平山素子、森山開次の各氏が登場します。それぞれの舞台で、現代舞踊の可能性と未来を感じていただければ幸いです。

 バレエもコンテンポラリーダンスも全力でご期待に応える舞台創りをめざします。どうぞ宜しくお願いいたします。
 

 
舞踊芸術監督 牧阿佐美
舞踊芸術監督
 牧阿佐美

ラインアップの詳細 バレエはこちら、コンテンポラリーダンスはこちらをご覧ください。



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