2013年6月20日
新国立劇場バレエ団 八幡顕光
第33回ニムラ舞踊賞受賞のお知らせ
平山素子振付『兵士の物語』より(2012年上演) 撮影:鹿摩隆司
新国立劇場バレエ団プリンシパル、
八幡顕光が第33回ニムラ舞踊賞を受賞しました。
<八幡顕光プロフィール>
東京都出身。石井清子バレエ研究所にて、石井清子、安達悦子に師事する。2002年オールジャパンバレエユニオンコンクール第2位セーヌ賞受賞。03年新国立劇場バレエ研修所に第2期生として入所。研修所時代には新国立劇場バレエ公演『ロメオとジュリエット』『ライモンダ』などに出演した。05年にコール・ド・バレエで新国立劇場バレエ団に入団。開幕作品の『カルミナ・ブラーナ』でデヴィッド・ビントレーにより“神学生2”役で抜擢され、翌06年にはソリストに昇進。08年には、ビントレーによる新作の全幕作品『アラジン』で主役のアラジン役に選ばれ、好評を博した。2012年プリンシパルに昇格。
◆ニムラ舞踊賞とは
ニューヨークを中心に、欧米各地で活躍した長野県諏訪市出身の世界的な舞踊家、ニムラエイイチ。
「祖国日本で後進育成のために貢献したい」という彼の意思により、親友であり良き理解者でもあった故藤原正男さんを通じて託された寄付金。それを元に1973年、基金が設立され、多くの関係者のご尽力により賞の運営が続けられています。
この賞は、広く日本の舞踊界を対象として、前年までにもっとも優れた成果をあげた舞踊家、舞踊関係者を選んで、ニムラエイイチが生まれた長野県諏訪の地で授賞式を行っています。
日本の舞踊、バレエ界を代表する選考委員が、その責任において厳選する舞踊界において大変権威の高い賞として知られています。このニムラ舞踊賞を受けた歴代の受賞者は、現在、日本の舞踊界における中心的な存在として、国内はもとより、国際的な舞台でも活躍しています。