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2013年4月16日

新国立劇場地域招聘オペラ公演『三文オペラ』記者発表が行われました

 4月16日に、平成25年度新国立劇場地域招聘オペラ公演『三文オペラ』の記者発表が行われました。

 地域招聘公演は、新国立劇場が平成17年度の新規事業として立ち上げたもので、財団の事業目的の一つである“現代舞台芸術に関する地域交流”の観点から、全国各地で上演されている優れた現代舞台芸術のプロダクションを新国立劇場に招聘して、各地の舞台創造団体等との共催による公演を行うものです。

 会見には、演出の栗山昌良氏、指揮の園田隆一郎氏、びわ湖ホール声楽アンサンブルメンバーの栗原未和氏(ポリー・ピーチャム役)、山中隆びわ湖ホール館長、尾高忠明新国立劇場オペラ芸術監督のほか、沼尻竜典びわ湖ホール芸術監督も急遽出席、それぞれ『三文オペラ』の公演に向けた意気込みを語りました。

 演出の栗山氏は、『三文オペラ』がオリジナルのフルオーケストラで、しかも音楽をノーカットで上演するのは日本でおそらく初めてであることや、びわ湖声楽アンサンブルの「びわ湖声楽"演劇"アンサンブル」とも呼ぶべき演技力の高さをアピールされました。

 指揮の園田氏は、クルト・ワイルの優れた管弦楽法や、バンドネオンやハワイアンギターなどオーケストラでは珍しい楽器が登場することなど、『三文オペラ』の音楽の素晴らしさを語りました。
 
 尾高芸術監督は、このような質の高い公演を東京の新国立劇場で上演することの意義と、日本のオペラ全体の発展への思いを語りました。
 
 
(左より)尾高忠明新国立劇場芸術監督、
園田隆一郎(指揮)、栗山昌良(演出)、栗原未和(ポリー役)、山中隆びわ湖ホール館長
 
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