2012年10月3日
        
        
新国立劇場開場15周年 2012/2013シーズンがオペラ「ピーター・グライムズ」で開幕しました
        
 新国立劇場開場15周年、 2012/2013シーズン開幕公演で、英国大使館、ブリティッシュ・カウンシルとの連携・協力による「新国立劇場・英国舞台芸術フェスティバル」の対象公演でもある新制作「ピーター・グライムズ」が10月2日に初日を迎えました。
 この演目はイギリスを代表する作曲家ベンジャミン・ブリテンの代表作で、尾高忠明オペラ芸術監督が長年にわたり構想をあたため、芸術監督就任3年目の今シーズン開幕公演としてお届けするものです。
 タイトルロールのスチュワート・スケルトンが、孤独な男ピーター・グライムズの希望と絶望を訴える魂の叫びを聞かせ、エレン役のスーザン・グリットンは、情感豊かに慈愛と強さを表現、そして新国立劇場合唱団が、全編にわたり崇高な音楽を支え、高揚する群衆心理を体現しました。またこの作品に精通したリチャード・アームストロングの指揮に導かれ、東京フィルハーモニーが恐ろしくも美しい海の情景を見事に描き出しました。ベルギーのモネ劇場、ロイヤルオペラで上演が繰り返されてきたデッカー演出のスリリングな舞台は、 ブリテンの描いた人間の不安、興奮、危うさとささやかな希望を、ドラマティックに余すことなく浮き彫りにし、お客様から、現在世界で望みうる最高の「ピーター・グライムズ」と絶賛のお声をいただきました。 
 初日には英国、ベルギー、スペイン、EUをはじめ10カ国の駐日大使や文化機関代表が集い、多くの国との国際協力により実現した世界最高水準のオペラに称賛の声をあげていらっしゃいました。
 なお、10月2日より約2ヶ月間にわたり、劇場全館において「英国舞台芸術フェスティバル」の展示やさまざまな催事が実施されています。皆様のご来場・ご見学をお待ちしています。 
☆オペラ『ピーター・グライムズ』 10/2(日)〜17(月) オペラパレス  予定上演時間:2時間55分(休憩1回含む) 
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|  (左より)リュック・リーバウト ベルギー大使ご夫妻(ピーター・グライムズ役)スチュアート・スケルトン
 ディビッド・ウォーレン 英国大使
 リチャード・アームストロング(指揮)
 ジェフ・ストリーター ブリティッシュ・カウンシル駐日代表
 |  (左より)ウィリー・デッカー(演出)尾高忠明オペラ芸術監督ご夫妻
 リュック・リーバウト ベルギー大使ご夫妻
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|  (左より)リュック・リーバウト ベルギー大使H.D.シュヴァイスグート EU大使
 ディビッド・ウォーレン 英国大使
 |  (左より)クラウス・アウアー ドイツ公使、福地理事長 | 
|  (左)申珏秀 韓国大使(右)ヤリ・グスタフソン フィンランド大使
 |  (左より)ヤリ・グスタフソン フィンランド大使M.A.ナヴァーロ・ポルテラ スペイン大使
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|  (右より)ぺーテリス・ヴァイヴァルス ラトビア大使福地理事長
 |  ベルトラン・フォールアンスティチュ・フランセ日本代表ご夫妻
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