2012年2月10日
2011/2012シーズンオペラ『沈黙』公演に関連し、踏絵などを展示。
遠藤周作の代表作を生んだ長崎のキリスト教文化を紹介します。
2011/2012シーズンオペラ『沈黙』公演(新制作/2月15日初日)の関連展示に関するご案内をいたします。
新国立劇場では、現代舞台芸術公演の普及と作品への理解を深めるための取り組みの一環として、上演作品に関する展示を行っています。オペラ『沈黙』公演では、『沈黙』を生んだ長崎のキリスト教文化を紹介する展示を企画。公演日開場時間中に開催いたします。
〜新国立劇場オペラ公演『沈黙』関連展示〜『沈黙』と長崎のキリスト教文化会期:2012年2月15日(水)〜2月19日(日) (『沈黙』公演開場中のみ)
会場:新国立劇場中劇場ホワイエ
主催:新国立劇場
協力:長崎県 長崎市 株式会社JTB法人東京
長崎市遠藤周作文学館 長崎市外海歴史民俗資料館
本展示においては、長崎県、長崎市の有する豊富な資料のご提供を受け、遠藤周作文学館所蔵の『沈黙』関連資料、外海歴史民俗資料館所蔵の踏絵3点を含む貴重な史料を展示します。あわせて、ユネスコの世界遺産暫定一覧表(2007年)に記載されています「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」をご紹介することによって、長崎のキリスト教文化を地理的、歴史的に理解できる大規模な展示となります。
遠藤周作は、キリシタンの里である外海(そとめ)を愛し、たびたび外海を訪れ、長崎を「第二の故郷」と呼んでいました。小説「沈黙」に登場する架空の「トモギ村」のモデルとなった外海地区の一角には、海を見下ろす場所に「沈黙の碑」が刻まれた文学碑があり、遠藤周作がこの碑のために特別に著した文章が刻まれています。
「人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりに碧いのです」 (写真展示あり)
下野竜也指揮、宮田慶子演出によるオペラ『沈黙』公演とあわせて、どうぞご期待ください。
※本展示は、オペラ『沈黙』開場時間中のみの公開のため、公演チケットをお持ちの方のみご覧いただけます。
公演情報ページは下記をご参照下さい。
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新国立劇場2011/2012シーズンオペラ「沈黙」公演情報選りすぐりのシーン紹介と、稽古場リポートはこちらをご覧ください。
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新国立劇場オペラ「沈黙」ニュース
 『沈黙』公演関連展示 中劇場ホワイエにて |  遠藤周作自筆の「沈黙背景」画や、「踏絵を踏む 足も痛い」と記された絵ハガキ |
 踏絵3点を展示 (外海町歴史民俗資料館所蔵) |