2011年11月23日
2011/2012シーズン オペラ「こうもり」出演者変更に関する補足説明について
11月16日(水)に「2011/2012シーズンオペラ『こうもり』出演者変更」にてお知らせした
アグネス・バルツァ氏の降板につきまして、キャンセルに至りました経緯を補足させていただきます。
バルツァ氏は、元々この公演への出演に強い意向を持っていました。
氏は、友の会情報誌「ジ・アトレ」2011年7月号巻頭インタビューにおいても、
東日本大震災に被災された皆様へのお見舞いメッセージと共に来日の意向を示されており、
11月1日までは来日の固い意思を示しておられました。
しかし、11月1日に東京電力福島第一原子力発電所2号機で発生した放射性キセノンの問題が
ドイツなど欧州でも報道され、氏の意思を大きく揺るがせることになりました。
氏は熟慮の末、福島原発はアクティヴな状態が続いており、放射能の脅威が残っている可能性があると危惧し、
日本時間8日(火)に、フランク役で夫君のギュンター・ミッセンハルト氏とともに
キャンセルの意向を示してこられました。
私どもは再三にわたり慰留説得に努めましたが、日本のファンの方々には誠に申し訳ないけれども
リスクを冒したくない、という氏の意思を変えることができず、
二人の出演を断念せざるを得ないという結論に至りました。
オペラ「こうもり」につきましては、すでに今回の代役であるオルロフスキー公爵役のエドナ・プロホニク氏、
フランク役のルッペルト・ベルクマン氏ともリハーサルに合流し、初日に向けて順調に準備が進行中です。
どうぞご期待くださいますようお願い申し上げます。
2011/2012シーズン オペラ「こうもり」公演情報はこちら→
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/20000456_opera.html