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2011年11月12日

演劇「天守物語」、とうとう残り1週間となりました!


現在中劇場で絶賛上演中(〜20日まで)の演劇公演「天守物語」。ご観劇になったお客様からは、アンケートやブログ、ツイッターなどで大絶賛のお言葉をいただいています。
徹頭徹尾、演出家・白井晃の美意識に貫かれた舞台は、その美しさにただ圧倒されるばかり。中劇場の客席を9列目まで潰して作ったスタイリッシュで奥行きのある舞台装置、着物を現代的にアレンジした美しい衣裳、和のテイストを利かせた凝った音楽、迫力の殺陣(たて)、優美な踊り、そのどれもが見どころです。
 


そして、現代劇の女形として活躍する篠井英介が演じる富姫の妖しい美しさは絶品。妖艶な中にも気っぷのよさや儚さがにじみ出る、リアルな富姫像を造形しています。
また、ドラマや映画で人気の平岡祐太が、富姫と恋に落ちる勇ましく凛々しい鷹匠・図書之助を熱演。二人の運命的な出会いや激しい立ち回りを、清々しく演じ切っています。
 


さらには、奥村佳恵演じる亀姫のコケティッシュな可愛らしさ、江波杏子が扮する薄(すすき)のチャーミングな貫録、小林勝也の桃六が醸し出す超越した存在感、坂元健児が舞い踊る朱の盤坊の豪快さ…、と挙げればキリがないほどに、魅力的なキャストたちが泉鏡花の幽玄の世界を彩ります。
 

その「天守物語」も、20日(日)まで。中日(なかび)を過ぎ、とうとう残り1週間となりました。まだご覧になっていないという方は、この機会に日本の近代文学史上に燦然と輝く泉鏡花の傑作戯曲「天守物語」の世界を、ぜひ味わってみてください。きっと日本のよさ、日本語の美しさ、日本人の心根の潔さを再発見していただけること、間違いありません。

キャスト、スタッフ一同、皆様のご来場をお待ちしています!


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