2011年8月3日
フェニーチェ劇場から仙台オペラ協会への義援金贈呈セレモニーが行われました
7月30日(土)、「鳴砂」公演終了後、中劇場ホワイエにおいて、フェニーチェ劇場から仙台オペラ協会への義援金贈呈セレモニーが行われました。
ヴェルディの『椿姫』、『リゴレット』などを初演したオペラハウスとして有名な、イタリア、ヴェネツィア市のフェニーチェ劇場は、1996年に火災で焼失し、8年後に再建されました。その際、日本において募金活動が行われた経緯があります。
フェニーチェ劇場では、その恩返しをしたいとの思いから、このたびの東日本大震災の復興のためにチャリティーコンサートを開催し、聴衆から義援金を募り、その贈呈先を日本における公式支援団体である「フェニーチェ劇場友の会」に託しました。
「フェニーチェ劇場友の会」では、ヴェネツィアという地域に根差したオペラハウスからの寄贈先として、今回の大震災において大きな被害を受けながら、オペラを通して地域文化の振興に寄与している仙台オペラ協会への寄贈がふさわしいと考え、今回の贈呈となりました。
新国立劇場は、被災地の文化団体の復興支援への貢献の観点から、また、同じ歌劇場としてフェニーチェ劇場、同友の会の善意に敬意と感謝の気持ちを表し、仙台オペラ協会への贈呈をさらに意義あるものとしていただくために、「鳴砂」公演終了後のホワイエを贈呈式会場として提供し、役職員の立合いでご協力させていただきました。
 贈呈式(左より、フェニーチェ劇場合唱団メゾソプラノ小澤美鈴さん、 新井巌 フェニーチェ劇場友の会代表、佐藤淳一 仙台オペラ協会芸術監督) |
フェニーチェ劇場友の会HPは
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