2011年5月30日
国際連携プロジェクトT
「コジ・ファン・トゥッテ」の舞台美術 が開催されました
新国立劇場では、海外の劇場や現代舞台芸術関係者との交流および連携協力を更に推進していくため、この4月に国際連携協力室を設置しました。また、事業の一環として講演会等のイベントを随時企画してまいります。
その第一回にあたる
国際連携プロジェクトT「コジ・ファン・トゥッテの舞台美術〜イタリアの工房から〜」が、5月28日(土)、地下2階のBリハーサル室で開催されました。
「コジ」の美術・衣裳デザインを手がけたパオロ・ファンティン氏による、キャンプ場を舞台に設定した工夫の数々、舞台美術コーディネーターの白石恵子氏による、イタリア・モデナ歌劇場の工房での「コジ」舞台製作における様々な苦労話、工房内部の紹介など、映像や写真、図面などを交えながらのわかりやすい説明に、お客様は熱心に聞き入っていました。
ファンティン氏がこれまでに制作したプロダクションの紹介の後、多くのご質問をお客様からいただき、盛況のうちに終了しました。
お客様からは、「舞台制作の仕事に携わる方々の苦労がよくわかった」「舞台の最前線の空気が伝わってきてエキサイティングな2時間だった」「『コジ』の公演を観るのがとても楽しみになった」「今後もこのような企画があれば是非参加したい」などの感想をいただきました。