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2011年5月27日

新国立劇場2011/2012シーズンオペラ「イル・トロヴァトーレ」「ラ・ボエーム」 
高校生のためのオペラ鑑賞教室・関西公演「愛の妙薬」
 出演者変更のお知らせ

本年1月に発表いたしました新国立劇場2011/2012シーズンオペラ「イル・トロヴァトーレ」「ラ・ボエーム」及び
高校生のためのオペラ鑑賞教室・関西公演「愛の妙薬」の出演者変更のお知らせに関して、下記のようにお知らせ
いたします。

『イル・トロヴァトーレ』(U.ペータース演出 新制作)公演にルーナ伯爵役で出演を予定しておりましたゲオルグ・
ガグニーゼは、大震災後の余震への懸念から日本に長期滞在することが困難であると自ら決断を下したため、
また、『ラ・ボエーム』のロドルフォ役で出演を予定しておりましたアルトゥーロ・チャコン=クルスは、大震災後の
原子力災害による自身の健康への懸念から、いずれも来日できなくなりました。平成23年度高校生のための
オペラ鑑賞教室・関西公演『愛の妙薬』のベルコーレ役与那城敬は、本人の都合により出演できなくなりました。
このため、以下の通りキャストを変更して上演いたします。

『イル・トロヴァトーレ』 ルーナ伯爵:ゲオルグ・ガグニーゼ      → ヴィットリオ・ヴィテッリ

『ラ・ボエーム』 ロドルフォ     :アルトゥーロ・チャコン=クルス → パク・ジミン

高校生のためのオペラ鑑賞教室・関西公演
『愛の妙薬』ベルコーレ       :与那城 敬             → 成田 博之


なお、この出演者変更に伴う払い戻しはありません。

新国立劇場2011/2012シーズンオペラ「イル・トロヴァトーレ」公演情報☛
新国立劇場2011/2012シーズンオペラ「ラ・ボエーム」公演情報☛
平成23年度新国立劇場高校生のためのオペラ鑑賞教室・関西公演「愛の妙薬」公演情報☛



 
〜〜〜〜〜〜〜〜 新キャスト・プロフィール 〜〜〜〜〜〜〜〜
■『イル・トロヴァトーレ』ルーナ伯爵 :ヴィットリオ・ヴィテッリ         Vittorio Vitelli
イタリアのアスコリ・ピチェーノ生まれ。1996年にプラシド・ドミンゴ・オペラリア声楽コンクールにおいて優勝後、国際的なキャリアをスタート。プッチーニ、ヴェルディを主なレパートリーとしてフェニーチェ歌劇場、ボローニャ歌劇場、フィレンツェ歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ニース歌劇場、マドリッドのレアル劇場、ワシントン・オペラ、ウィーンのクラングボーゲン音楽祭、マチェラータ音楽祭などヨーロッパを中心に活躍。主なレパートリーとして、『ラ・ボエーム』マルチェッロ、『マノン・レスコー』レスコー、『オテロ』イアーゴ、『イル・トロヴァトーレ』ルーナ伯爵、『椿姫』ジェルモン、『シモン・ボッカネグラ』タイトルロールなど幅広く、一流指揮者や演出家との共演を重ねている。最近では2009/2010シーズンに、ライプツィヒ歌劇場『マノン・レスコー』レスコー、バルセロナのリセウ歌劇場『イル・トロヴァトーレ』(新制作)ルーナ伯爵、ブレゲンツ音楽祭『アイーダ』(新制作)アモナズロなどに出演。リセウ歌劇場には2010/2011シーズン『カヴァレリア・ルスティカーナ』アルフィオ、『道化師』トニオに出演。2014年には「トスカ」(新制作)スカルピアで出演予定。新国立劇場初登場。


■『ラ・ボエーム』ロドルフォ : パク・ジミン                    Ji-Min Park
韓国生まれ。ソウル大学ならびにウィーン・コンセルヴァトリウムに学ぶ。2007年英国ロイヤルオペラの「ジェット・パーカー・ヤング・アーティスツ・プログラム」(若手歌手の育成コース)に所属し、『パルジファル』第三の従者で英国ロイヤルオペラデビュー後も『椿姫』ガストン子爵、『ホフマン物語』ナタナエル、『トゥーランドット』パン、『アイーダ』伝令ほか多くの役柄で出演し研鑽を積む。レパートリーには『カルメン』ドン・ホセ、『コジ・ファン・トゥッテ』フェルランド、『ドン・パスクワーレ』エルネスト、『リゴレット』マントヴァ公爵、『ラ・ボエーム』ロドルフォなどがある。英国ロイヤルオペラをはじめ、フランスのボジェ、ソウルで活躍。最近では2010/2011シーズンは『ラ・ボエーム』ロドルフォでトゥールーズ歌劇場にデビュー、同役でオーストラリア・オペラのシーズンオープニングを飾る。6月には『椿姫』アルフレードでニュー・ イスラエル・オペラにデビュー。2011/2012シーズンには英国ロイヤルオペラの『トロイ人』イオパス、『ランスへの旅』リーベンスコフ伯爵などが予定されている。日本には、2010年英国ロイヤルオペラ日本公演『椿姫』ガストン子爵に出演した。新国立劇場初登場。

■高校生のためのオペラ鑑賞教室・関西公演『愛の妙薬』ベルコーレ : 成田 博之      Narita Hiroyuki
国立音楽大学声楽学科卒業。同大学院オペラコース修了。二期会オペラ研修所修了。文化庁オペラ研修所修了。第8回日本声楽コンクール第1位。第69回日本音楽コンクール第3位入賞。同時に木下賞を受賞。第5回藤沢オペラコンクール第2位入賞など、数々の栄誉に輝く。文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリアにて研修を積む。2003年アテネで開催された「国際ミトロプーロス声楽コンクール」で最高位入賞(順位なし)。『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、『セビリアの理髪師』フィガロ、『イル・トロヴァトーレ』ルーナ伯爵、『カルメン』エスカミーリョなどのほか、『祝い歌が流れる夜に』や『那須与一』等にも出演。また東京二期会『ラ・ボエーム』マルチェッロ、『賢い女』ラバを連れた男といずれも好評を博す。新国立劇場には07年『西部の娘』ベッロ、10年『アンドレア・シェニエ』ルーシェ、『トリスタンとイゾルデ』舵取り、平成22年度高校生のためのオペラ鑑賞教室・関西公演『蝶々夫人』シャープレスなどに出演。11/12シーズンは『沈黙』ヴァリニャーノにも出演予定。二期会会員。