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2011年5月26日

『Almond Blossoms』タイトルの由来

舞台上にはアーモンドの花が散りばめられます。
今週土曜日5月28日にいよいよ開幕する「DANCE to the Future 2011」はリハーサルも順調に進み、最終調整に入っています!新国立劇場バレエ団ダンサーの新たな一面が発見できるエキサイティングな公演、ぜひ足をお運びください。

3つの作品の中の一つキミホ・ハルバート振付『Almond Blossoms』をご紹介します。

この作品は新国立劇場開場から2009年まで同劇場バレエ団ダンサーとして活躍したキミホ・ハルバートによる、抒情的な美しい作品。アーモンドの花が舞う中、ドビュッシーの美しい旋律にのせて10名のダンサーが踊ります。幻想的でありながらどこかかわいらしさをも感じさせる振付で、初夏の風を想わせるようなさわやかな舞台に仕上がっています。ご期待下さい!


 
ゴッホ画「花咲くアーモンドの枝」1890年
◆タイトル『Almond Blossoms』の由来
この作品は印象派を代表する画家 フィンセント・ファン・ゴッホの最晩年に描かれた名画、「花咲くアーモンドの枝 Branches of Almond tree in Bloom」からインスピレーションを受けました。ゴッホ晩年の作品は、彼の生活を反映してか暗く重い色調の絵が多かったのですが、この絵だけは同じ名を持つ甥の誕生を喜ぶ心情があふれ出ています。また、アーモンドの花ことばは「希望」。明日に希望を持ってほしいという振付家の願いも込められています。
 
公演日程
5月28日(土)6:00開演
5月29日(日)3:00開演
公演詳細はこちらから