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2011年5月17日

新国立劇場 復興支援コンサートが千葉県旭市で行われました

5月13日に、新国立劇場による復興支援コンサートが、東日本大震災により甚大な被害をうけた千葉県旭市の避難所3カ所で行われました。新国立劇場合唱団の歌手およびピアニストの合計5名が編成され、コンサートを行いました。

 
飯岡小学校公演風景

本コンサートは、東日本太平洋沖地震の影響で被災された方々のために、新国立劇場として今できることから企画していくという目的で開催されたもので、芸術の力によって、より多くのみなさまに生きる希望や勇気を与えられることを目指し、心の支えとなることを願って行われたものです。

新国立劇場舞台美術センターが千葉県銚子市にあり、隣接する旭市のご協力を得て、日程と訪問先の調整を行い、当日は、午後1時から飯岡小学校、2時半から海上(うなかみ)公民館、そして4時から飯岡保健福祉センターにおいて、それぞれ約1時間のコンサートが行われました。

 
海上(うなかみ)公民館公演風景

出演したのは、新国立劇場合唱団の直野容子(ソプラノ)、立川かずさ(アルト)、大木太郎(テノール)、塩入功司(バリトン)そしてピアニスト(江上奈々子)の5人で、オペラ「椿姫」のコーラスをはじめ日本のうたメドレーや、それぞれの歌手がソロでオペラ「ジャンニ・スキッキ」、「オーソレミオ」などの楽曲を披露し、また、子供たちと発声練習をするなどの交流を行い、最後に被災された方々が一日も早く平穏な日常に戻られることを祈って「旅立ちの日に」を歌いました。

 
飯岡保健福祉センター公演風景

約150名がご参加くださった飯岡小学校公演をはじめ、各会場で多くのみなさまがご参加くださり、公演後にはサインを求める方々もいらっしゃるなど、楽しんでいただけました。

新国立劇場では、今後も、適切な時期を見ながら被災地での復興支援コンサートを検討していく予定です。