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2011年4月22日

平成23年度新国立劇場地域招聘公演

仙台オペラ協会 「 鳴砂 (なりすな)」 

発売日・開演時間変更のお知らせ

このたびの東日本大震災後の諸影響により、2011年7月30日(土)、31日(日)を予定しております仙台オペラ協会「鳴砂」公演のチケット発売日、および開演時間を以下の通り変更いたします。
新国立劇場では、政府による夏期の電力需給対策に則った節電をいたします。開演時間変更は、電力消費のピーク時における節電への取り組みの一環として実施するものです。

平成23年度新国立劇場地域招聘公演 仙台オペラ協会 「鳴 砂」  
日 程:2011年7月30日(土) 15時、31日(日)15時
会 場:新国立劇場 中劇場
指 揮:山下 一史   
演 出:岡崎 光治
管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団
チケット発売日:5月22日(日) 

平成23年度新国立劇場地域招聘公演 仙台オペラ協会「鳴砂」公演情報☛

■■仙台オペラ協会 芸術監督 佐藤淳一さんからのメッセージ■■

今回の震災では、津波による被害が甚大でした。我々の仲間でも、命は助かったものの物的 そして心的被害を受けた者が数名おりました。何の巡り合わせか、今回の『鳴砂』は “海からのくだされ物”の恩恵を受けて生活する浜の人々の話で、現実に人も車も家も流れて行くのを目の当たりにした人達にとっては、正夢となってしまいました。
宮城県内に10数ヵ所あると言われている鳴砂の浜は、かなりの所が失われたと聞きます。
自然が創り上げた作品を、自然がまた壊しました。しかし、今までの歴史の中では、どんな逆境にあっても自然と人とは共存し、必ず復興してきています。日本人の強さかも知れません。

“こだま”は“言霊(ことだま)”だとも言います。言葉の力は限りなく、言葉そのものが持つ意味に音楽という要素が加わればその力は倍増します。私たちは今、『まずこのオペラを何としても行う!』と声を高らかに宣言することから始めました。言葉や音楽の力が被災した我々の間にこだましていくことを信じているからです。そしてそれが必ずや7月の公演でも、舞台と客席との間でこだましあえると確信しています。                                      佐藤 淳一


仙台オペラ協会2010年公演より

仙台オペラ協会2010年公演より