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2011年3月31日

新国立劇場2010/2011シーズンオペラ
「ばらの騎士」 公演日程・指揮者・出演者変更のお知らせ

新国立劇場2010/2011シーズンオペラ「ばらの騎士」公演日程・指揮者・出演者変更のお知らせに関して、
下記のようにお知らせいたします。

このたびの東北関東大震災によって被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
4月7日初日を予定しておりました新国立劇場2010/2011シーズンオペラ「ばらの騎士」公演は、震災後の諸影響により公演初日を4月10日とし、指揮者及び出演者を以下の通り変更して上演いたします。

公 演 日  :4月10日(日)2時、13日(水)2時、16日(土)2時、19日(火)6時、22日(金)2時
【全5回公演】 
※4月7日公演は中止とさせていただきます。       
指  揮    :クリスティアン・アルミンク → マンフレッド・マイヤーホーファー

元帥夫人   :カミッラ・ニールント → アンナ=カタリーナ・ベーンケ  
オクタヴィアン:ダニエラ・シンドラム → 井坂  惠              
ファーニナル:ペーター・エーデルマン → 小林由樹               
ゾフィー    :アニヤ=ニーナ・バーマン → 安井陽子               
※オックス男爵役のフランツ・ハヴラタは、変更なし

初日直前に公演を中止せざるを得なかった「マノン・レスコー」から約半月が経過いたしますが、現在、劇場では「ばらの騎士」公演にむけて国内外から結集した指揮者・歌手・オーケストラ・合唱団などが一丸となって、初日への準備を進めています。これからも優れた舞台芸術を上演し、皆様に感動と安らぎをお届けしてまいりたいと存じます。

なお、この指揮者・出演者変更に伴う払い戻しはありません。

また、4月7日公演のチケットの払い戻し、お振替につきましては、新国立劇場ホームページでご案内しております。

※一部のお客様に、はがきでお送りした出演者変更のお知らせの中に、誤って「ファーニナル:フランツ・ハヴラタ」と記載されてしまっております。正しくは「ファーニナル:小林由樹 オックス男爵:フランツ・ハヴラタ」でございます。
お詫びして訂正いたします。

 

指揮:マンフレッド・マイヤーホーファー

元帥夫人:アンナ=カタリーナ・ベーンケ

〜〜〜〜〜〜〜〜 新キャスト・プロフィール 〜〜〜〜〜〜〜〜
指揮 マンフレッド・マイヤーホーファー       Manfred Mayrhofer  
オーストリア生まれ。ドイツ国内で合唱指揮、カペルマイスター等を歴任し、1985年から92年リンツ州立劇場オペラ監督およびリンツブルックナー管弦楽団首席指揮者に就任。その後、ウィーン・フォルクスオーパーでヨハン・シュトラウス、モーツァルト、ヤナーチェク作品を中心に客演。また、ケルン歌劇場ではコルンゴルト『死の都』などを指揮。ベルリン・ドイツ・オペラ、ドレスデン州立歌劇場、ハンブルク州立歌劇場、シュトゥットガルト歌劇場、コペンハーゲン王立歌劇場、フィラデルフィア、オスロなど世界各地の劇場で『ばらの騎士』『こうもり』『ニーベルングの指環』などを指揮している。また、合唱作品の大作や、ブルックナー、マーラー、リヒャルト・シュトラウスなどを指揮活動の重点に置き、メシアン、チェルハ、カリツケといった現代音楽作品にも積極的に取り組んでいる。新国立劇場初登場。

元帥夫人 アンナ=カタリーナ・ベーンケ      Anna-Katharina Behnke
ドイツ・ヴッパータール生まれ。ミュンヘン音楽大学在学中にウィーンカンマーオーパーでデビュー。プラハ国立歌劇場、パリ・オペラ座、ボローニャ歌劇場、ライン・ドイツ・オペラなどで『ルチア』『ルル』『サロメ』『アイーダ』のタイトルロール、『ばらの騎士』元帥夫人、『オテロ』デズデーモナなどを演じる。2002年サロメでミラノ・スカラ座デビュー、パリ・シャトレ座『アラベッラ』タイトルロール、エッセン・アールト劇場『ローエングリン』エルザ、フランダース・オペラで『フィデリオ』(ベートーヴェンによる3版全て)を歌う。 その後、ボリショイ劇場『さまよえるオランダ人』ゼンタ、ザクセン州立歌劇場初登場の『ナクソス島のアリアドネ』タイトルロール、『ヴォツェック』(グルリット)マリーでマドリッドのレアル劇場デビューなど世界各地で活躍。最近では『マクロプロス事件』エミリア・マーティ、『タンホイザー』ヴェーヌス、『エレクトラ』タイトルロール、『トリスタンとイゾルデ』イゾルデなどを演じている。日本では04年新日本フィルハーモニー定期『サロメ』タイトルロールに出演、12年には読売日響との共演が予定されている。新国立劇場初登場。

オクタヴィアン 井坂 惠           Isaka Megumi 
武蔵野音楽大学卒業。同大学大学院修了。二期会オペラスタジオ、およびオペラ研修所修了。1992年渡独。カールスルーエ国立音楽大学大学院、モーツァルテウム音楽大学大学院(墺)においてドイツリートを中心に研鑽を積み96年帰国。98年東京二期会公演『フィガロの結婚』ケルビーノでオペラデビューを果たし、『コジ・ファン・トゥッテ』ドラベッラ、『魔笛』パパゲーナ、『ばらの騎士』(G.クレーマー演出)オクタヴィアンなど多くのオペラに出演。ドイツ留学時よりオラトリオや『戴冠ミサ』、『第九』などのソリストとしても活躍。新国立劇場には、02年『椿姫』フローラ、『ナクソス島のアリアドネ』ドリアーデに出演。01年には新国立劇場オペラ研修所公演『ザネット』タイトルロールに賛助出演している。二期会会員。

ファーニナル 小林 由樹           Kobayashi Yoshiki   
国立音楽大学卒業。1999年〜2001年日本音楽コンクール3年連続入賞。第32回イタリア声楽コンコルソ金賞。これまでに、『カルメン』エスカミーリョ、『椿姫』ジェルモン、『ラ・ボエーム』マルチェッロ、『カプリッチョ』伯爵、『ロメオとジュリエット』マキューシオに出演、イギリスで『ミカド』ピシュタシュ、『コックス&ボックス』バウンサー軍曹に出演し、演技力を要するオペレッタで喝采を浴びる。新国立劇場には、04年『カルメン』エスカミーリォ、06年『カヴァレリア・ルスティカーナ』アルフィオ、04年、11年『椿姫』ドゥフォール男爵、10年『アンドレア・シェニエ』フーキエ・タンヴィル、06年『愛怨』孟権、07年『蝶々夫人』ヤマドリ、08年『軍人たち』オディー大尉、09年『ムツェンスク郡のマクベス夫人』軍曹などに出演。小劇場オペラや高校生のための鑑賞教室にも数多く出演している。日本演奏連盟会員。

ゾフィー 安井 陽子           Yasui Yoko
桐朋学園大学卒業、同大学研究課修了。二期会オペラスタジオ修了。その後文化庁在外研修員としてウィーンに留学。ウィーン国立音楽大学研究課程声楽科を修了。クラーゲンフルト市立劇場のヘンツェ『若き貴族』イーダで欧州デビュー。その後、フォアアールベルク音楽劇場『魔笛』夜の女王、ブレゲンツ音楽祭およびザンクト・ペルテン音楽祭のオッフェンバック『青ひげ』ロザリンデで好演。2008年東京二期会公演『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビネッタで国内本格デビュー。新国立劇場では09年『魔笛』夜の女王、10年『ジークフリート』森の小鳥、10年『鹿鳴館』顕子に出演し、好評を博す。 また03年小劇場オペラ『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナおよびヒメーナ、10年のバレエ公演『カルミナ・ブラーナ』(ソプラノ・ソロ)にも出演している。二期会会員。

 

2007年公演より

2007年公演より