新国立劇場について メニュー

2010年12月28日

演劇研修所「授業見学会」での質問にお答えします

12月4日に行われた「授業見学会」の際に、出席者からあった質問に対する回答を掲載します。受験の参考にしてください。
第7期研修生の募集については、こちらのページをご覧ください。

<試験について>
Q.毎年、受験者はどれくらいですか?
A.およそ250名〜300名の方が受験されています。

Q.願書に貼る写真はスタジオで取るべきでしょうか?
A.無背景・無帽で、2か月以内に撮影され、全身が写っていて、顔が正面を向いているカラー写真であれば、どのように撮影されても差し支えありません。ただし、どのような写真を提出されるかも審査の対象となります。

Q.実技試験はどのようなものがありますか?
A.第1次試験では言葉による表現(モノローグ)、第2次試験では言葉及び身体による表現、第3次試験ではグループ・ワークショップと言葉による表現の審査があります。

 

<研修所について/授業について>
Q.研修生は、何歳くらいの方が多いですか?
A.現役の研修生の年齢は18歳〜30歳で、平均年齢はおよそ24歳です。

Q.入所時に最低限身に付けておいてほしい技術はありますか?
A.応募資格として、高等学校卒業もしくは同程度の資格を有することとしておりますので、高等学校卒業程度の知識はあるものとしてカリキュラムを組立てています。俳優としての技術は、特に必要ありません。

Q.大学や大学院に所属(通学)しながら、研修所にも所属することはできますか?
A.当研修所では、研修に専念していただくため、大学等に所属されている場合は、休学もしくは退学をお勧めしています。大学等の授業や行事のために、研修所を休むことは認めていません。

Q.入学後、必要な経費はありますか?
A.授業料以外に、授業で必要な教材を購入する必要があります。また、研修所で観劇を指示する場合があります。これらの経費に充てるために、奨学金を支給します。

Q.演技の方法論は、何か特定のメソッドを参考にされていますか?
A.当研修所では、特定のメソッドに偏ることなく、様々なメソッドに触れられるようなカリキュラムを組んでいます。

Q.生徒さんは基礎トレーニングをどのくらいされますか?
A.基礎トレーニングについては、研修生個人で必要な内容・量が違いますので、それぞれの判断に任せています。カリキュラムの中で、それをサポートする授業を設けています。

Q.授業後、研修生は各自消化/復習するしか方法はないのでしょうか?
A.授業内容を身につける作業は、研修生それぞれが行うものと考えます。研修所として、自習のための場所を提供しています。

 

<修了後について>
Q.修了後、何かしらのサポートを受けることはできますか?
A.修了生に対して、オーディション情報の提供、活動情報のホームページへの掲載等を行っています。(修了生の活動情報はこちらのページをご覧ください)
 また、修了生の技術と経験を深めるために、研修所内に“NNTアクターズ”を設けています。毎年、修了する研修生の中から5名程度が登録されます。
 研修所は、登録された修了生に対して、新国立劇場演劇の主催公演や外部のプロデュース公演などに出演やスタッフとしての参加が出来るように、支援を行っています。また、自主練習場所の提供等も行っています。

Q.修了生はフリーで活動している方が多いですか?
A.現在約8割の修了生が、プロダクションに所属して俳優活動を行っています。活動の内容や量は、プロダクションの所属とは関係なく、個人差があります。

Q.修了生でミュージカル界で活躍している方はいますか?
A.ミュージカルに出演した修了生はおりますが、今のところミュージカルを中心に活動している修了生はおりません。