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2010年11月12日

マンスリー・プロジェクト11月リーディング公演「T.ウィリアムズ 一幕劇から」に演劇研修所第5期生が出演します

11月のマンスリー・プロジェクトは、小劇場で上演中の『やけたトタン屋根の上の猫』の作者、テネシー・ウィリアムズが長編のほかに数多く残した一幕劇のなかから『風変りなロマンス』、『話してくれ、雨のように・・・』の2作品をリーディング公演として上演します。
他者と理解し合うことの困難さ。人が根源的に抱える孤独。T.ウィリアムズが描き続けた普遍的なテーマに、演劇研修所第5期生が挑みます。


『風変りなロマンス』 The Strangest Kind of Romance
指が震えるせいで工場勤めをしくじったイタリア人労働者は、下宿屋に住み着いた猫を可愛がり生きがいを見つける。人が人と結びつくことの困難さを、人と動物の<風変りなロマンス>を対置することで逆説的に描く。

【初 演】1960年、パリ、シャンゼリゼ劇場
【出 演】
小さな男:片桐レイメイ
下宿の女主人:井上沙耶香
老人(その義父):大里秀一郎
ボクサー:日下 諭
ニチェヴォ(猫)・ナレーター: 岩田 結
警官:藤本 強
女の間借人:菊池夏野

(左から)片桐レイメイ、井上沙耶香、大里秀一郎、日下 諭、岩田 結、藤本 強、菊池夏野

 

『話してくれ、雨のように・・・』Talk to Me Like the Rain and Let Me Listen
失業し自棄になり泥酔した男と、惨めな境遇から出て行く架空の人生を夢見る女が、互いをいたわり合う風景を優しく描く。他者と真にふれ合うことの困難さと人間の孤独がさらに徹底して描かれた作品。

【初 演】1958年、コネクティカット州ウエストポート、ホワイトバーン劇場
【出 演】
男:梶原 航
女:山﨑 薫
ナレーター(男):川口高志
ナレーター(女):北澤小枝子

(左から)梶原 航、山﨑 薫、川口高志、北澤小枝子

 

スタッフ(研修生)
演出助手:林田航平
音響助手:織田瞳子
舞台監督助手:藤本 強
演出部:菊池夏野、古川七彩


マンスリー・プロジェクト 11月リーディング公演
「T.ウィリアムズ 一幕劇から」

11月13日(土) 6:30
11月17日(水) 6:30
小劇場

応募期間が過ぎましたが、17日の公演についてはお席に若干の余裕がありますので、追加で応募受付いたします。


お申し込みはお電話で新国立劇場情報センターまでお願いいたします。
(電話)03−5351−3011(代表)
  ※月〜金 10:00〜18:00

先着順に受付け、定員に達した時点で締切らせていただきますので、ご了承ください。




***** 月に一度は新国立劇場にお気軽にお越しください *****

「マンスリー・プロジェクト」は、リーディング、講座、トークショーなど多彩なプログラムで、直近の演劇公演を、さまざまな角度からお楽しみいただくための催しです。 参加は無料です。(※事前申し込みが必要です)。ぜひご参加ください。
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