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2010年10月20日

宮田慶子芸術監督が八王子の専門学校で講義を行いました。

 秋が少しずつ深まりはじめた10月14日(木)、宮田慶子演劇芸術監督は、日本工学院八王子専門学校・クリエイターズカレッジ声優・俳優科を訪問し、特別講義を行いました。
 講義のテーマのひとつめは、「演出家の仕事について」。演出家の具体的な仕事のスケジュールや、中身、また、実際の稽古場の写真を交えて、演出上のポイントなどを詳細に解説しました。さらに、今後、学生の方々が、演出家やスタッフを目指す場合においても、声優・俳優として学んでいることは、必ずや役に立ち、今学んでいる全てが必要不可欠なものであることなど、自身の実体験からの見解を明らかにしました。
 次のテーマは、宮田監督が演出する「新国立劇場2010/2011シーズン演劇の『わが町』1月公演について」。この作品が、今なお多くの国で上演され、なぜ愛され続けているか、また、演劇を志す者たちが必ずや一度は体験する演目であることなどを解説しました。多岐にわたる現代の演劇公演の礎となっている傑作戯曲であり、このチャンスに鑑賞してほしいと強く要望しました。
 最後には、「声優・俳優やスタッフを目指す上でどのようなことに意識を向け、プロフェッショナルを目指したらよいか」、具体的なテーマを掲げて、学生方々に提示していきました。
 朝早くからの特別講義でしたが、熱心な学生の皆様の視線が、宮田監督に集中する濃厚な時間となりました。
 日本工学院八王子専門学校・クリエイターズカレッジ声優・俳優科の皆様、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。


※お知らせ※

 当劇場では、若い世代から演劇ファンの皆様に向けて、より充実した芸術鑑賞を行っていただくために、ご鑑賞とあわせまして事前レクチャーや劇場の解説などを企画・提案しております。ご興味ある団体様は、お気軽に当劇場営業部までお問い合わせください。
新国立劇場 営業部営業第二課(演劇) TEL03-5352-5746

学生たちの真剣なまなざしが集まる講義となりました

日本工学院八王子専門学校の学び舎、BOXステージで講義を行いました