2010年10月1日
新国立劇場では、主催演劇公演をより多角的にお楽しみいただくため、「マンスリー・プロジェクト」と題して、各公演に関連したリーディング、トークショー、シンポジウムなどを実施いたします。
その第1弾である、「ヘッダ・ガーブレル」出演者によるリーディング公演「スザンナ」が9月30日(木)に新国立劇場小劇場にて開催されました。
この作品は、現代ノルウェーを代表する劇作家ヨン・フォッセがノルウェー国営放送のために書き下ろした、イプセン夫人スザンナを描いたテレビドラマを、リーディング公演として上演したものです。
宮田慶子演劇芸術監督の演出で、若いスザンナ、中年のスザンナ、年老いたスザンナの三つの時代のスザンナを、七瀬なつみさん、田島令子さん、青山眉子さんがそれぞれ演じ、イプセンとの生活が静かに浮かびあがる奥深い作品となりました。
お客様からは、「それぞれ違う年代のスザンナを、三人の女優の方がそれぞれの持ち味を出して朗読されて聴きごたえがあった」、「三世代の自分が重なり合うところが楽しめた。リーディング公演ならではと思う」、「新国立劇場がとても身近になるイベント。参加出来て良かった」などの感想をいただきました。
左より七瀬なつみ、田島令子、青山眉子 |