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2010年9月30日

新シーズン開幕! 「ヘッダ・ガーブレル」に次々と称賛の声

2010/2011シーズンの開幕作品として、9月17日(金)に初日を迎えた、宮田慶子演劇芸術監督の演出による「ヘッダ・ガーブレル」。劇場でいただいたアンケートの中から、お客様の感動の声をご紹介いたします。
「ヘッダ・ガーブレル」の千秋楽は、10月11日(月・祝)。ちょうど中日(なかび)を過ぎたところですが、前売りチケットのある公演日もございます。ラストスパートに入った今、完売必至です。お早めにお求めください。
なお、新国立劇場ならではの当日券、Z席1500円も毎公演ご用意しています(公演当日の朝10:00より、新国立劇場ボックスオフィス窓口のみで発売)。多少舞台の見えづらいお席ですが、気軽にご観劇いただけると好評です。
日本の上演史に残ること間違いなしという今回の「ヘッダ・ガーブレル」。ぜひご自身の目で“目撃”されてはいかがでしょうか。心よりご来場をお待ちしています。

◆チケットに関するお問い合わせ・お申し込み
  新国立劇場ボックスオフィス03-5352-9999
  新国立劇場Webボックスオフィスhttp://pia.jp/nntt/ (PC&携帯)
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お客様の声(公演アンケートより)

◎素晴らしかったです。脚本の内容も私には超納得です。大地真央さんの美しさと、繊細な心理描写の力強い演技を堪能。今年一番の芝居ではないでしょうか。彼女の本領発揮!!演技派の実力をまざまざと見せつけられました。(9月18日ご観劇)

◎大きな額縁の中で展開する芝居は、装置も衣裳も格調高く、一幅の絵画のようでした。間近に拝見した大地さんの美しさには息を呑み、時折のぞかせるお茶目な面がとてもチャーミングでした。ヘッダは特異な人物ではなく、それぞれの気質を増幅しただけで普遍的な女性像にも思え、台詞一言も聞き逃すまいと、緊張感と共に堪能しました。出演者だけでなく、この舞台に関わった全ての人たちのチームワークと心意気が随所に感じられ、終演後は、温かく豊かな気持ちになりました。きっと、妥協を許さない宮田芸術監督の薫陶を受けながら、楽日まで日々進化し一層の重厚感を増していくことでしょう。御健闘をお祈りし、新監督の新たなる挑戦に期待しております。(9月19日ご観劇)

◎登場人物が多いわけではないからこそ役の一人一人の感情の動き方やキャラクター、考えに理解・共感することができました。また、舞台と客席が近い分、感じる部分が多かったように思います。現代風の言葉に翻訳されていることもあるかと思いますが、内容も現代人がかかえる悩みと共通する部分が多く、おもしろかったです。(9月19日ご観劇)

◎7人の俳優がそれぞれに個性的で、舞台装置と共に、重厚な舞台を作っていました。イプセンの戯曲を改めて読み直したいと思います。演劇は循環しているようです。40年代〜50年代の戦後演劇から60年代〜70年代、80年代、90年代、2000年代の時間を経て再び近代演劇の基にかえってきたように思います。この芝居はヘッダの芝居なのかレーヴボルグの芝居なのか。私には、レーヴボルグにより深い関心を寄せました。宮田演出はヘッダとエルヴステードの関係をていねいに描いていて、女性の演出家の目だと思いました。(9月20日ご観劇)

左より 七瀬なつみ、大地真央、益岡徹

左より 益岡徹、羽場裕一、山口馬木也、大地真央