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2010年9月11日

2010/2011シーズン 新シーズン開幕公演
「アラベッラ」 初日(10月2日)に向け リハーサル快調

尾高忠明新芸術監督のもと2010/2011シーズン開幕公演として上演するリヒャルト・シュトラウス
『アラベッラ』。没落貴族のヴァルトナー伯爵は、賭博と贅沢三昧の生活がこげつき、とうとう、
二人の娘のうち、長女のアラベッラを玉の輿にのせ、お金をかけられない次女を男名前で呼び、
男の子として育てています。自らの境遇を受け止めながらも、運命の人との愛を夢見る姉妹は、
最終的にハッピーエンドとなるのですが、今回の演出、P.アルローは、この作品を「アラベッラ」
ではなく、「ズデンカ」と改題しても良いほど、ズデンカの存在が物語に深みを与える大変重要
な役柄だと話しています。
“光の魔術師”の異名を取るアルローは、100種類以上のブルーで舞台を照らし、新国立劇場
初登場となる世界的ファッションデザイナー・森英恵による華麗な衣装が、これに更なる彩を添え、
役柄を浮き立たせることでしょう。
正統派ドイツ音楽の数少ない継承者のU.シルマーの指揮、本場ドイツでも定評のあるM.
カウネのアラベッラ、09年「ヴォツェック」タイトルロールの名演も記憶に新しいT.J.マイヤーの
マンドリカ等、実力派が勢ぞろいした劇場リハーサル室で、10月2日のシーズン初日に向けた
稽古が進んでいます。
どうぞご期待ください。

公演情報ページは下記をご参照下さい。
2010/2011シーズンオペラ「アラベッラ」


9月11日 リハーサル参加者 集合写真 

 

左より リンゲルハーン/マイヤー/カウネ/シルマー/ラスムッセン/アルロー/尾高

左より アルロー/妻屋/マイヤー

 

カウネ、尾高 2010年バイロイト音楽祭にて
『同僚から劇場の評判を聞いているので楽しみです』(カウネ:「マイスタージンガー」エーファで出演)