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2010年8月2日

国際交流公演への協力

新国立劇場は、国際交流に貢献する公演に協力しています。

<第17回BeSeTo演劇祭>

6月29日から7月25日まで、第17回BeSeTo演劇祭が全国5会場において開催されました。

新国立劇場においては7月2日から7月18日まで「シラノ・ド・ベルジュラック」、「東京ノート」など5作品が中劇場および特設会場にて上演されました。
(主催:第17回BeSeTo演劇祭実行委員会、共催:(財)舞台芸術財団演劇人会議、協力:(財)新国立劇場運営財団)

BeSeTo演劇祭は日本、中国、韓国の3ヶ国の芸術家により1994年に創設されたもので、日中韓の3カ国の芸術家が、芸術を核とする相互理解を促進するとともに世界文化への貢献を目指す日中韓の文化交流共同事業です。BeSeToとは、北京(Beijing)、ソウル(Seoul)、東京(Tokyo)の頭文字をとったもので、1994年のソウル開催以来、韓国・日本・中国の順に3カ国で開催されています。17回目にあたる今年は6巡目の日本開催となり、新国立劇場を含む5カ所で公演が行われました。


懇親会では、日中韓の今後の文化交流について話しが弾みました。
(左より)遠山敦子理事長、BeSeTo演劇祭国際委員会顧問・鈴木忠志氏、
文部科学副大臣・鈴木寛氏、BeSeTo演劇祭実行委員会委員長・平田オリザ氏

 

建築家・磯崎新氏もBeSeTo演劇祭の成功を
祝福にいらっしゃいました

 

<バレエ・アステラス☆2010>

8月1日、中劇場にて、文化庁主催、新国立劇場運営財団の制作による、平成22年度文化庁新進芸術家育成公演等事業『バレエ・アステラス☆2010〜海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて』が行われました。

この公演は、文化庁が人材育成事業の成果を発表する機会を設け、新進芸術家等が芸術活動を行う環境を充実させることにより、我が国の芸術文化の振興に資することを目的としているものです。

本公演は、公募により選考され、欧州からはバーミンガム・ロイヤルバレエ団、ベルリン国立バレエ団、ウィーン国立歌劇場バレエ団、パリ・オペラ座バレエ団、ドレスデン国立歌劇場バレエ団、スウェーデン王立バレエ団、米国からはボストン・バレエ団、アメリカン・バレエ・シアター、アジアからは香港バレエ団といった世界各国のバレエ団の第一線で活躍する日本人バレエダンサー10名を迎え、新国立劇場バレエ団ソリストとして活躍中の研修所修了生と研修生が参加するバレエ公演です。

お客様からは海外で活躍する日本人バレエダンサーに大きな拍手が送られました。国内はもとより、海外との文化交流も深め、我が国の文化芸術の発展に大きく貢献できたものと思います。