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2010年6月30日

コスモ石油 中学生のためのバレエ「椿姫」が開催されました

6月30日にコスモ石油 中学生のためのバレエ「椿姫」が開催され、約1700名の中学生が観劇しました。

通常公演に加え、開演前に新国立劇場バレエ研修所講師(演劇基礎研修)の三輪えり花によるバレエや作品「椿姫」についての解説と、新国立劇場バレエ研修所第6期生の原田舞子によるデモンストレーションが行われました。

「中学生のためのバレエ」は、コスモ石油株式会社の協賛により2008年に開始され、今年で3回目を迎えます。第1回、第2回はそれぞれ約1,200人の中学生が参加し、生身の人間が作り上げる本物の舞台に触れる機会を持ちました。

参加中学校の先生方からは、「中学生ではめったに体験できない本物の芸術に触れる機会を得られた。」、「生徒たちの感動が閉幕後の余韻から伝わってきた。」、「生徒たちを惹きつけるバレエ講義の内容・技巧に学ぶところがあった。」などの高い評価を頂いております。また、参加した中学生たちからは、「初めて劇場でバレエを観た」、「おもしろかった」、「機会があればまた観たい」などの感想が得られ、参加中学生にとって初めてのバレエ観劇が印象深く意義あるものになったことが伝わります。

もうすぐ開演

開演を待つ中学生たち。オペラパレス1800席あまりが中学生たちでいっぱいになりました

 

<公演アンケートに寄せられた感想から>

●ドラマを観るのとは違って、自分の中でセリフなどを想像できてとても楽しかった。
言葉は話さないけど、服や体でその感情を表せるところがバレエは奥が深いと思いました。
また機会があれば見に来たいです。

●せりふがないので内容が分かるか不安でした。けど、バレエをする方々の表情・指・腕・足で何を言っているのか、どんな心情か、服装で今どこにいるのかが、ものすごくわかり本当に楽しかったです。
ぜひ、今度は家族と行きたいと思います。
私はバレエを生で初めて見ました。こんなに感激するとは思いませんでした。
バレエのすばらしさを教えていただきありがとうございました。

●初めて、バレエを生で見て、テレビなどで見るよりも迫力がありました。バレエは、綺麗で華やかなイメージがあり、男の人がやっているのはあまり見たことがありませんでした。でも、女の人と同様に、男の人も綺麗だなと思いました。
また、バレエには、いろいろな伝統もあるんだなと感じました。だから、その伝統をこれからも見ていきたいと思いました。オーケストラとバレエもしっかり合っていて、その情景が浮かんできました。初めて見たにもかかわらず、前に見たことがあるような、そんな気分で見られました。

●セリフがなくても、登場人物の心情などが伝わってきて、面白かった。また、動きがかろやかでジャンプしても音がせず、本当に舞っているかのようで、感動した。