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2010年5月8日

「影のない女」オペラトークを開催しました

5月20日(木)に初日を迎えるオペラ「影のない女」のオペラトークが5月8日(土)、開催されました。

一橋大学大学院教授の田辺秀樹氏を迎え、R.シュトラウスの作品のなかでも屈指の傑作といわれながらその幻想的、象徴的な内容や、優れた歌手を多く必要とする点などから上演が困難とされてきた本作について、その魅力をていねいに紐解くトークが行われ、あらすじから、登場人物と実際の作曲家夫婦の関係、この作品に数多くちりばめられたライトモチーフのピアノ実演による解説など、日本では資料も少ない作品について、基礎的な解説が聞ける貴重な機会となりました。
また小濱妙美(皇后)、水口聡(皇帝)、出来田三智子(バラクの妻)、米谷毅彦(バラク)ら本公演のカヴァーに付いている豪華歌手陣による演奏も行われ、盛りだくさんの内容で大好評のうちに終了いたしました。 

オペラトーク「影のない女」
5月8日(土)11:30開演 オペラパレス ホワイエ
<出演>
田辺秀樹(一橋大学大学院教授、音楽評論家、日本リヒャルト・シュトラウス協会事務局長)

小濱妙美(皇后役カヴァー)
水口聡(皇帝役カヴァー)
出来田三智子(バラクの妻役カヴァー)
米谷毅彦(バラク役カヴァー)
木下志寿子(ピアノ)

公演情報の詳細は、こちらをご覧ください。

田辺秀樹

ピアノを用いてライトモチーフの説明をする田辺

 

小濱妙美

水口聡

 

左:米谷毅彦 右:出来田三智子